急に思い立ってみてきました。仕事? あとでやる。
 
ショーンペンが若いお父ちゃんやるの、無理があるやろーと思っていたんだが、年配になったお父ちゃんになぜか心を鷲掴みにされたんだから、映画はよくわからない。なんかもう真骨頂っていうか。
 
音楽がえらい良かった。ここぞというところで歌が入るんだけど、それがなんかえらい良い。無音のとこも良かった。
 
そんなんだからめっちゃエモーショナルなんだよね。けどそれが嫌ではなかったなあ。いいよそれで。
 
お父ちゃん、宣伝コピーだと偉い人みたいですが、全然そうじゃないのです。チンケもチンケ、とってもチンケ。お母ちゃんが痛々しいだけに、そのチンケさが際立つ。そこらへんもなんつーかエモーショナルでいかにもなんだけど、いやなんかそれがちゃんと良かったというか。そういう役をやるショーンペンってウザくなりそうなのに、ギリギリで抑えられててすごい。
 
しかしまさか実の娘と息子だとわ。てか、息子、影薄過ぎだろ。いやいいのですが。父と娘の話だもんね。まあ父の側が作った話ではあるのだけど(それが私がハマりきらない理由だろうけど)、なんというか、ベースになっている実在の人物たちへの敬意みたいなのも感じられて、そこもいいよ。
 
追記:夫にあとで、「没入しないように作ってあるんじゃない?」と言われて、納得。父の側が作った話だと冷めて見られたのもその一部かも。もっと泣くほど没入していたら、むしろ見終わった頃にはショーンぺんに飽き飽きしていたかもしれないな。ハマりきらないところで抑える、絶妙な匙加減だったということなのかもね。