今週は体調を崩して病院に行ったりして、あとは体をゆっくり休めようって家で過ごしていたけれど
昨日は気分転換にDVDでも観ようかな、
って取り出したのは、
「赤毛のアン」の実写版。
アン役はミーガン・フォローズ。
もう30年以上昔の映画。
日本でも劇場公開されたけど、私は後にテレビで放映されたものを観て、同時に家のVHSのビデオ録画もして、
それこそ当時は何度も繰り返し観ていたんだな~(テレビのアン役の吹き替えは女優の藤谷美紀さん。それもすごく好きだった🎵)
数ヶ月前にDVDを購入したんだけど、時間のある時にゆっくり観ようって思ってたの。
もちろん内容は全部分かっているけど、
アンが駅舎でマシューと初めて出会うシーンで、もう涙😭
そこから先はプリンスエドワード島の美しい景色が続いていく✨
そうだ、そうだった🍀
私は大好きだったんだ、ってことを思い出した。
しばらく忘れてしまっていたアンの世界。
当時確か高校生だった頃~
赤毛のアンの世界に夢中になった。
原作はもちろん読んだし、本屋さんでアンに関連する本だったり、雑誌の中で赤毛のアン特集~みたいなのを見つけようものなら、喜び勇んで買いに行ったりしたんだ。
自分で希望して入った高校だったけど、想像していた高校生活とちょっと違って、学校にもクラスにもなんとなく溶け込めなくて。
おしゃべりする友達はいたけれど、何だか学校に馴染めなかったような三年間だった。
そんな中で赤毛のアンの世界に引き込まれていったんだっけ。
それにしてもアン役のミーガン・フォローズは、原作からそのまま飛び出してきたかのようなアンそのもの。
くるくる変わる表情が愛らしくて魅力的💕
アンの周りの人達だって最高❗️
厳しくもあるけど母親のような愛情を注ぐマリラ。
アンを何があってもいつも暖かい眼差しで見守るマシュー。
心の友のダイアナ。
アン自身もまだ気づいていないギルバートへの恋心。
アンの将来に期待を込めて背中を押してくれるステイシー先生。
マリラの友人でもある近所のおせっかいおばさんレイチェルだって、すごくいい味出してる 笑
気がづけば箱ティッシュを膝に抱えて、
ずーっと泣く、泣く、笑う、を繰り返していた
昔テレビで観た時は、たぶん時間的にカットされていたであろう、初めて観るシーンもあったりして。
もちろん景色も素晴らしいけど、手作りのお菓子やいちご水、アンが夢にまでみたパフスリーブのドレスや何やら、
アンと同じように女の子の憧れがたくさん詰まってるんだなー
いつかプリンスエドワード島に行ってみたい~って思ってたけど、結局行けてないなぁ💦
たぶん当時はアンに感情移入していたと思うけど、今回はむしろ周りの大人達、マリラやマシューの立場で観ていることに気がついたんだ。
大人になってから観るのもいいものだな~って思ったけど。
観終わって、ボロボロ泣いてしまったんだ😭
久しぶりに観て感動したのもあるけど、それだけじゃない。
ただ懐かしいってだけでもなくて、なんだろう、夢中になっていたその頃のキラキラした自分の気持ちがあふれてきちゃって。
当時の風景が目の前によみがえるような。
たくさん思い出し過ぎて胸がいっぱいになってきて。
胸の奥に大切にしまっておいたものが、そっと取り出されて、そしたらカチコチに固くなっていた心の澱のようなものが、ゆっくりと溶けて流れだしたような。
上手く言えないけど、なんだか少し切ないような、そんな感じ。
涙でぐちゃぐちゃになった顔であわてて夕飯の仕度をしていたら、帰ってきた旦那さんが、
私が体調が悪すぎて泣いてるのかと思って、ビビったらしい💦
また原作を読んでみようかな。
きっと10代で読んだ時と違った視点で読めるだろうし、新しい感動があるんじゃないかな。
ステイシー先生がアンにいつも言っていた言葉。
明日は常に新しい日。
大好きなアンの世界にこれからまた近づいて行こう~っと