名古屋を離れ京都の野神の家に来た菫、大きなエントランスで菫を待つ野神
二村が扉を開ける、
野神 「いらっしゃい、あ~菫ちゃん、蒼竜君?」
菫 「蒼竜でいいです、」
野神 「ごめんね、小さい頃のあなたしか思い出がなくて、とにかく上がって」
菫をリビングに通す野神、
野神 「蒼竜君、コーヒー、紅茶」
菫 「あ、お構いなく」
野神 「そうはいかないわよ、久しぶりの再会、それに聞きたい事たくさんある
から、私は紅茶が飲みたいわね」
菫 「じゃあ、私も紅茶でお願いします」
紅茶を菫に出す野神、
野神 「さて、いろいろ聞かせてもらおかな」
菫 「はい」
野神 「え~と、まずどうして女の子のなったのか、そして私の家に来た理由
を」
菫は野神に事細かく自分の事を話した、
野神 「ふぅ~ん、性同一性障害・・・心は女の子、で18才の時女の子になった
のね、蒼竜君小さい時から女の子ぽかったもんね、でも本当に可愛い
いいわね」
菫 「なんか照れます今の自分で先生に会ってるのが」
野神 「ねぇ、覚えてる、よく生け花であまったお花で私と生け花ごっこみたいな
ことしたよね」
菫 「覚えてます、私お花大好きで先生とお花触ってる時とても楽しかったで
す」
野神 「懐かしいわね、で、私の家に来た訳は今つき合ってるる彼に本当の
事がわかるのが怖くて私の所に来た、なんか私が現れたのが悪いみ
たいね、なんかその彼、健君にも蒼竜君にも悪いわね」
少しあせる菫、
菫 「ちがいます、いつか本当の事はわかります、健君の事これ以上
好きになるのが怖いし・・・だからこれでいいです」
野神 「その~健君の事、大好きなのね、もう身も心も女の子なのね」
菫は少しうつむいて頬を赤く染めた、
野神 「いつかは本当の事はわかる確かにそうねつらい恋をしたわね
こんなに好きなのにね」
野神は菫の横に座り菫の肩を抱き寄せた、菫の手の上に菫の涙が落ちる
野神 「ごめんね私が来たばかりに、来なければもう少し付き合えたのにね」
菫 「先生」
野神 「でも因果なもんね、健君の実家のお花屋さんであなたの生けたお花
の写真を見てあなたの作った花器の写真を見てあなたに逢えた、
これてただの偶然かしらなんか不思議ね」
菫 「私これからどうしていいかわからない」
野神 「ん~そうね、ただ言える事は健君はあなたの人生にとって大事な
キ―マンって事ね」
菫 「え、どういう事ですか」
野神 「健君の家のお花屋さんで見たあの写真、そしてあなたに逢えた正直す
ごくうれしかった 私が求めてた物だって、蒼竜君のおじいさん、私の師
匠、天竜先生そのものだと、私の生け花に合う花器はこれしかない、っ
てね、なんか健君が私たちを逢わせてくれた気がするわね」
菫 「健君が」
野神 「いままでいろんな陶芸家の人の作品とコラボしてきたけどどれも
いまいちだった、たぶん天竜先生の作品が立派過ぎたのね
でも蒼竜君のを見てもうこれしかないって思ったのそれにあなたには
生け花の才能もある、天竜先生と一緒ね」
菫 「おじいちゃん・・・・・」
野神 「今私ねフランスを拠点に活動してるのもしよければ一緒に来ない」
菫 「フランス・・・無理です」
野神 「唐突な話しで驚くはね時間はたくさんあるからゆっくり考えて、それにい
つまでもこの生活は続けられないでしょう、またどこかのホテルでア
ルバイトするの」
菫 「そうですけど、あの先生、私の作品そんなにおじいちゃんの似てます
か」
野神 「えぇ、それ以上といっていいわね」
菫 「イヤだな」
野神 「どうして」
菫 「私、おじいちゃん・・・大嫌い」
野神 「・・・・・・お父さん、空竜(くうりゅう)さんの事ね」
菫の顔つきが険しくなる、
野神 「蒼竜君のお父さん空竜さんは悲しい事になったけど、それが天竜
先生の責だと、そう思ってるの」
小さくうなずく菫、野神も今の菫にこれ以上なにかを言っても無理とおもい
ただ菫の肩を抱きしめた、その頃名古屋でわ、
今日はここまで気まぐれ更新でごめんなさい。
元祖男の娘
