* 雨。
諸々とあって気分がすぐれないので、
傘をさして庭へ。
うつむいて、じっと冷たい雨を堪えている。意地らしい。
雫がアイスブルーに染められて
手には獲れない宝石に。
雫がとても似合う。艶っぽい。
艶めかしくも、着物をきた女性が佇んでいるよう。
「おはじき」大の雫を発見!
なかなかこの大きさは見つけられない。
どこまで大きく「成長」するだろうと眺めていたけれど、
うっかり腕が触れて、コロコロとこぼれて土に落ちてしまった…。
【短歌】
花に葉にころろとすべり雨しずく刹那の旅をたのしみ弾む
おとめ
私も、人生、楽しまなくちゃ、だな。