岡村ちゃんの話 その2 | 腐カップルの小規模なブログ

腐カップルの小規模なブログ

腐ったカップル2組でおくる日記&オタクネタ垂れ流しブログ☆

$腐カップルの小規模なブログ-いもいも small

木曜日、会社の給湯室に飲み終えたカップが置き去りに
されていたので、洗ってあげようと思って、
でも「これでもう1回お茶飲めるのに」って言うしっかり者も
いるしな~と思い、カップの持ち主に向かって
「ねぇ~!このティーバック捨てていいの~??」
と大きな声で叫んでしまいました。
カップの中にティーバックが入っているわけありません、
ティーパックが正しいに決まってるんだ……。
どぉなっちゃってんだよ……。

というわけで、今日も岡村ちゃんの話を致します。
1990年夏、私はこの曲で岡村ちゃんに恋に落ちました。
それはもう、当時中学生だった私には扱いあぐねるほどの、
困惑と畏敬が入り交じった不思議な恋心でございました。


出会いは多分、「ミュージックトマトJAPAN」だったかと。
ひょえ~懐かしすぎる!

私が思春期を共に過ごしたテレビはこういうやつだったわけですが、
$腐カップルの小規模なブログ
「ミュージックトマトJAPAN」はテレビ神奈川(tvk)で放送されていた
音楽番組で、まず上のチャンネルを「U」(UHF局のU)に回して、
下のダイヤルでチューニングするわけです。
我が家はテレビ神奈川を受信できるギリギリのエリアだったみたいで、
画面が砂まじり!
乱れた画面を必死に凝視する向こうで岡村ちゃんが
「ベイベ!週刊誌が俺について書いてる事は全部嘘だぜ!」
と、聴いたこともないような音楽に乗せて独白するこのシュールさ。
湾曲したブラウン管でこのPVを見たという事実が今じゃ
とてつもなく幻のような出来事に感じられます。

こうして私の中に岡村靖幸という存在が生まれたわけですが、
あ、この人ってシティーハンターのED歌ってた人か!とやっと
繋がるわけです。だってあんなシティ派モテそなソングを歌っていた
人がまさか「こんな危険な人だったなんて!」小学生だった
私に嗅ぎ分けられるはずもなかったのです。

どぉなっちゃてんだよ 
人生頑張ってんだよ 
一生懸命って素敵そうじゃん

と、25歳で生きる事の辛辣さをファンキービートで覆い隠して
チョビ髭で歌う岡村ちゃんは、この年出したベストアルバムの
タイトル通りまさに「早熟」だったわけですが、ベイベな私たちが
岡村ちゃんに惹かれる一番大きなところは、その音楽性やセクシャルさ
で隠しきれない永遠の少年性、胸を張って「きみがだいすき!」
「青春って1,2,3ジャンプ!」と歌い続けられるある種の純真さだと
思うわけで、この曲を愛して止みません。

あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう


もう本当に、振り返ってもこの1990年の岡村ちゃんが完全濃縮すぎて、
今思えばその皺寄せは必ずどこかに来るはずなんだけど、
だってさ!岡村ちゃん、あんまりお酒飲めないんだよ!
泥酔してファンに手出して週刊誌スッパ抜かれてカッコわりー!
みたいなほうが余程健全じゃないですか。
お酒に弱くて、こんな曲書いちゃうの。


今ならわかる!
喧嘩した後に六本木に呼び出されて
「仲直りにカルアミルク飲もう」
ってそれどうなの!?せめてワインなんじゃないの!?
だけど中学生だったからそんなの分からないわけですよ。
カルアミルク自体を知らないんだもん(笑)。
だから単にメロディーとかこんな歌詞
女の子って か弱いもんね 
だから庇ってあげなきゃだめだよ 
できるだけ

がステキだなと思って当時は聴いていたと思うんだけど、
大人になってから改めて聴くと、もうこの歌って本当に
駄目男ソングすぎて、当時のワンレンボディコン(死語)の
お姉様方が「岡村君かわいい」と熱狂していた理由が
よくわかる。
こんな25歳がいたらコロッといくわ。

ちなみにトリビュート盤に収録されたクラムボンのカバーverも
素晴らしかったです。
男性の心情を歌うという部分での表現を手放して、この曲の持つ
メロディーの儚い美しさを静かに聴かせるトラックがいいな~って。
岡村ちゃんの曲は色々とカバーされていますが、これが一番好きです。


ああ、もうあの名盤の話をしなくてはなりませんね。
そう、「家庭教師」の話を。
しかしまたしても長くなってしまったので、次回に!
この話、きりがねぇ(笑)!

最後にアルバム『家庭教師』から「(E)na」←カッコイーナって読むんだぜ!
進化した岡村ちゃんのデェーンス(ノリノリキレキレ過ぎてバックダンサーが
超ローテンションに見える罠)をご堪能下さい。