雑誌「広告批評」が３０周年記念号をもって休刊しました。
広告ジャーナリズムの意味だとか精神だとか、ましてや批評する物差しすら
目盛りが怪しい私ですが、「広告批評」好きだったなぁ！
きっと広告業界に身を置く方にしてみれば、雑誌の在り方にあれこれと思う
ところもあったかと思うのですが、外野から「広告って今どうなのよ！？」
「時代の最先端に居るらしいクリエイターは何を考えてるのよ！？」と、
少し無責任に興味を投げ掛ける先としては、非常に清潔感のある訪れ易い
誌面でした。特集記事も大変面白いものが多かったです。
昨年の９月号では特集「マンガ☆新世紀」と題して、ゼロ年代の若手マンガ家を特集。
浅野いにお、オノ・ナツメ、瀧波ユカリ、中村光、西島大介、安永知澄、そして
我らが福満しげゆき先生のインタビューも掲載されました。
既存のコミック誌、マンガ･アニメ情報誌ですら探りきれていなかった「今」の「マンガ」
の実情を分かり易くテキスト化していて感心しました。
あと、初めて見た浅野いにお＆西島大介氏があまりにもロッキンオンジャパン的な
ビジュアルをしていて感心しました。
漫画描いてないでバンドやりなよすっげーモテるから！！
（そうか、これが優れた「草食系男子」なのか…！！）
休刊は残念ですが、天野祐吉氏（「広告批評」創刊者）の「マスメディア広告万能の
時代は終わった」という言葉にはとても納得できるところがありました。
ＴＶＣＭ流して、新聞広告出したら消費者に情報が伝わる時代は終わったのです！
頭を使ってコミュニケーションデザインしていかないと…！
いけないですね。
本当に私達は、インターネットで生活が変わりました。
広告も変わりますね。
