北上の夜は、完全に飲み過ぎて、割れるように頭が痛く
これは完全に二日酔いコースやな・・・と思っていましたが、
つらかったのは、寝る前だけで、
起きたら意外とすっきりしていてよかったです。
いや~。
旅というものは本当に時間が経つのがあっという間だね。
8月6日
岩手の旅、最終日の幕開けです。
■藤原の郷
大河ドラマの撮影でよく使われるという、「藤原の郷」に連れて行ってもらいました。
ちょうど正午辺りで、狂ったように暑い・・・。
汗をだらだら流しながら、広い敷地内をゆっくりと観光させてもらいました。
途中、着物を着てみようのコーナーにて
様になっているお二方。
肝心の俺はというと、なぜか姫君の格好をさせられ、写真を撮られる始末(笑)
龍之介さんのカメラに収めてもらったんですが、
「纐纈君、家に帰ってあの写真見てみたら、残念ながらNGだよ」と言われ、載せられませんでした(笑)
14:30に一関のFM ASMOに行かなきゃいけない、ということで
2時間くらい観光し、車で向かおうとしました
・・・が。
なんと、なぜか突然に、車のエンジンがかからないトラブルに見舞われることに。
てっちゃんの友人の方に来てもらい、ブースターケーブルを使ってみても、うんともすんとも言わない。どうやらセルモーターがいっちゃってるかも、ということ。
結局、その場に車を置いて、ロードサービスを呼び。
PAの細川さんに残ってもらい
俺たちは友人の車に乗せてもらって、一足先に一関まで送ってもらう事になりました。
さて、本当にありがたかったのですが、乗せてもらった車
お仕事で使う荷物で、後部座席が50%埋まっていて、3人座るのが限界・・・。
さて、もう一人はどうしようか。
となると一番後輩の俺、
その荷物の下 つまりは後部座席の床に寝そべった状態で一関まで向かう事に。
こんな車の乗り方したのは、生まれて初めてですわ!(笑)
周りの景色が一切見れないので、「ついたよ、」という声で一関到着を理解。
一関コミュニティFM 「FMASMO 松本哲也の笑ってよろしく」
に出演させて頂きました。
この一週間の旅で、普通じゃ考えられないくらいに距離が縮まった我々3人。
初日のラジオよりも、もっとやりたい放題しゃべり倒してました。
あっと言う間に収録終わり!
オトループ 「嘘」を流して頂きました!
なんと、その後のASMO生放送番組にも、3人でゲスト出演させていただくことに。
DJの塩釜さんのナイスアシストで、しっちゃかめっちゃかになることなく、スマートに終える事が出来ました(笑)
わがままな愛の歌 もフルサイズ流して頂いて、感謝!!
局で記念撮影
その後、今夜のライブ会場となる一関donqueへ。
すごいいい雰囲気の、JAZZ BAR って感じかな。おれ、ここ好きだなあ。マスターもイケメン!
車と共に、盛岡まで戻り、機材の積み替えをし、一関まで来るという大仕事を成し遂げる予定の細川さん。
機材到着まで、僕たちは士気を上げておくことくらいしかできません。
龍之介さんと、合間の時間にそばを食いに行く。優しい味でおいしかったなあ。
オープン時間も迫ってきたころ、ついに機材が到着!細川さん本当にお疲れ様でした。
お客さんもばっちり入った状態で、公開リハーサルとなりました。
リハーサルもそこそこに、さあ本編スタート!
今日も、トップバッターは纐纈。
なんたって、今日は最終日。
思い残すことなく歌ってきました。
お客さんも、みんな真剣に聞いてくれて、すごくありがたかった。
鳴り止まない拍手に感激でした。
そして、楽屋に帰った時の事。
なんと、てっちゃんが涙ぐみながら「お前、おれを泣かせるつもりか!」と言ってくれて
ものすごくうれしかった。
てっちゃんと長い付き合いだけど、俺の歌を聞いて、こんなに感じてもらえたのは初めてのことだったから余計に。
嬉しかったよ。
そして龍之介さんにバトンタッチ。
ずっと、聞きたいと言っていた「夢を見上げて」この日はばっちり歌ってくれました
「クロワッサン」も聞きたいと思っていたので、大満足の30分
龍之介さん お疲れ様でした!!!
そしてトリはもちろんこの人 松本哲也。
「東京から来てくれた二人は 心の友と書いてしんゆうと読む、俺の本当に大事な友人です」
というMCに、感激した。
出会ったころは、ここまで仲良くなるなんて思ってなかったけど、出会えて本当によかったと思っているよ。
今日も、素敵なステージをありがとう。
最後は、3人で 「夢の中へ」「今日の日はさようなら」を歌って、岩手でのライブ最終日は、感動的な幕引きでした。
終わった後は、そのままdonqueで打ち上げ!
刻々と迫る別れの時を感じ、さみしさを覚えながら飲んでいると、
てっちゃんがおもむろにピアノを弾き始め、
「夢を見上げて」ききてーなあ、と龍之介さんに鬼フリ(笑)
そいで、ジョンレノンの「イマジン」と「夢を見上げて」ピアノ弾き語りしてくれたんだけど、
龍之介さん、びっくりするくらいよかった!
お客さん、泣いてる人いたもんな。さすがだわ~。
そうして
「次はこうけっちゃんだろ~」というお決まりの展開。もう慣れたもんです。
じゃあ、っつって。密かに練習していた、松本哲也の「REAL」と 「I wish」をこれでもかってくらい熱唱してきましたよ!
途中で、たぶん近所の人と思われる人もいつの間にか歌を聞きに来ていて、こういう空間って本当に素敵だと思った。
セッションは延々と続いてますが、俺は深夜バスの時間になってしまったので
帰りたくない気持ちを押さえて、みんなに挨拶をし、再び「今日の日はさようなら」を3人で歌って、車に飛び乗りました。
駅まで送ってもらい、狭い車内の高速バスで、8時間
朝方、新宿に無事に着きました。
今回、今までで一番長く岩手に滞在させてもらったんだけど。
本当にひとつひとつが濃厚で、忘れられない思い出になりました。
二人のグレイトなアーティストさんを間近で見る事によって
唄に対する真摯な姿勢を学ぶことができた。
今回もお世話になりっぱなしだったてっちゃん。
一緒に楽しく過ごしてくれた龍之介さん。
僕らが寝ているときも、ずっと運転し続けてくれた細川さん。
そして、今回の旅で、出会い、一緒に過ごしてくれた皆さんに
最上級の感謝を。
この旅で得た事を糧にして、俺は更なる高みを目指します。
どうも、ありがとうございました!!