今日も、ブログ読んでくれてありがとうございます!!
岩手旅の記録。今日は4日目です。
北上での素敵な夜を終えた僕ら、雑魚寝をし、起床。
今日も一日が始まります。
温泉に浸かったあと、
■宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフになった「めがね橋」
■その隣にあった「恋人の聖地」
に連れていってもらいました。
男3人で記念撮影(笑
遠野という地区は、わさびが有名らしく、頂きました。
わさびソフト
ピリッとする~。
■カッパ淵
その後は、かっぱが昔いたとされている遠野の「かっぱ淵」へ
遠野って、ビールに使われるホップが有名なんですって
本気でカッパを釣ろうとする大人(笑)
■大槌へ
はじめて来た大槌。まずは、おらが大槌復興食堂にてお昼ご飯。
津波で何もなくなってしまった更地に、ぽつんと建てられた食堂は、たくさんの元気にあふれていました。
カレー、美味しかったです!
ライブ会場へ行く途中、大槌の街を見せてもらいました。
依然として震災後そのままになっている建物
壊れた消防車
何もなくなってしまった町並
そして、今夜のライブ会場
大槌cafe&bar APEへ
更地に建つ、掘っ立て小屋。
APEは、大槌に住むアーティスト RIA+ノリシゲさんが、被災し、実家が流された跡地に全部自分たちの力で作り上げた場所だと聞きました
夕暮れもマッチして、すごく幻想的な光景です。
ここでライブできるなんて、ロマンチックだな。
歌うすぐ後ろでは、間もなくBBQが始まりました。
リハーサルの後、すぐに本編スタート。
纐纈悠輔は、トップバッターでした。
たくさんの人達がご来場してくれていて、感謝の気持ちを込めて、精一杯歌わせて頂きました。
■アンテナ
■discord
■歌うたいのバラッド(斎藤和義cover)
■糸(中島みゆきcover) with 龍之介&松本哲也
■交換日記
途中、本当に気持ちよくて、「ちょーきもちいい!」と北島ばりのセリフを言ってしまいましたよね(笑
こんな素敵なところで歌わせてもらって、本当に幸せでした。
そしてすごく嬉しかったことのひとつに、
ライブが終わって、てっちゃんと龍之介さんのもとに行くと
なんと龍之介さんが、歌を聞いて泣いてくれていました。
隣のお客さんにも、「最後は感動して泣きそうでした」と言ってもらえました。
初めて来た土地で、歌って。感じてもらえる。これはシンガーにとって最高の瞬間だと思う。
しかも、使える武器は、「声」と「ギター」と「言葉」のみ
限られた武器で、心の中の、大事な部分まで到達できたんだ。
自分自身が、「歌を聞いて泣く」ってことがあまりないことだから、
自分の歌を聞いて、泣いてくれるなんて。
もう、言葉になりません。
この日、「これからも、ずっと歌うたいでいたい」って心から思いました。
ありがとう。
龍之介さんは、今日も素敵なステージ。
特に、「クロワッサン」と「夢を見上げて」が好き。聞いてて絵が思い浮かぶってすごいことだと思う
素晴らしいシンガーなので、是非とも彼の歌に触れて欲しい
てっちゃんは、回を増すごとに、神がかったステージを見せてくれる。
時に優しく、時に激しく、時に壊れてしまうんじゃないか、と思わせる繊細さで、びしびし感情を揺さぶってくる。
最前列で堪能してしまいました。
この、ふるさとという歌が、昔からたまらなく好き。
そして、本編終了後。アンコールにて3人で
「夢の中へ」「今日の日はさようなら」を演奏しました。
さらに、ダブルアンコールで、サプライズが。
てっちゃんが、
「今日はどうしても最後に、RIA+ノリシゲの『歩きましょう』がやりたい!」
と。
『歩きましょう』は、RIA+ノリシゲさんが、実際に被災し、大槌の為に書いた曲。
急遽、皆でその曲をやることに。
俺は、初めて聞かせてもらったんですが、すごく心揺さぶられたので、歌詞を紹介させていただきます。
「歩きましょう」
色失ったこの町の 瓦礫かき分けて
泥にまみれた荷車 押す背中 照らす太陽
さぁ 歩きましょう 歩きましょう
思い出集めて
さぁ 築きましょう 築きましょう
愛するこの町を
肩寄せ合って越す夜に 灯す月明かり
行く先分からぬ 私でも この命あればこそ
さぁ 歩きましょう 歩きましょう
涙 流れても
さぁ 築きましょう 築きましょう
愛するこの町を
あぁ 強い風よ
過去も未来もどこへ行ったのか
それでも笑い合える 仲間がいる
さぁ 歩きましょう 歩きましょう
涙 流れても
さぁ 築きましょう 築きましょう
愛するこの町を
さぁ 歩きましょう 歩きましょう
笑顔集めて
さぁ 築きましょう 築きましょう
愛するこの町を
共に 歩きましょう
lalala…lalala…
ステージから、皆さんが「歩きましょう 歩きましょう」と一緒に歌っているのが見えた。
皆さん、本当に素敵な笑顔で迎えてくれて、震災のことなんて微塵も感じさせないくらい、俺も今回元気を頂きました。
でも、俺には想像することしかできない苦しみや、きっと悲しみを胸の中に抱えている。
そう思うと、この曲はこの上なく心に響いたのです。
大槌で、大槌の皆さんと、この歌を一緒に歌えたこと、一生忘れません。
APEの夜は、かけがえない思い出となりました。
ノリシゲさんと