31日くらいはゆっくり家で。
と一瞬想ったんだけど、
どうしても録りたい音があり、結局作業場へ。
無事に良い感じに仕上がり、最後は1年間の感謝を込めて掃除もして、
家路につきました。
あーこれで想い残す事なく新年を迎えられる。
帰って来てゆっくり呑みながら年を越そうと。
皆さん、今年も1年お疲れ様でした！
沢山の応援をありがとうございました！
オトループ 纐纈悠輔です。
2020年をここで振り返っておこうと想い、こうしてブログにて筆を執っております。
もはや言わずもがな、大変な365日でしたね。
だけど今想うと、自分にとってターニングポイントとなる、大切な時間だったなと感じてます。
2月にオトループは新しいMVを撮影し、
3月に公開。
【黎明の碧】より、『Ah Hold Me Tight』
人生初の女装しての出演だったけど、
あくまで必要不可欠な表現で大真面目。めちゃくちゃ刺激的で楽しかった。
後にも先にもこんなテイストの作品は残せないと想う。今しかあり得ない凄く意味があるものになった事が嬉しかった。
まだ今年がこんな風に深刻な事態になると想っていなかった撮影時。
勢い付けて、2020年を駆け抜けようと燃えてた。
4月、緊急事態宣言発令。
纐纈ソロプロジェクト
"1＋（イチタス）" 始動。
全編リモートレコーディングで仲間と共に創り上げるこのプロジェクトが、
春から夏にかけてのハイライト。
3月になり、LIVEも全部延期か中止となり、
4月には仕事も全て白紙の状態になった。
誰かと会おうにも会えない、これがどんだけ辛いかこの状況になって初めて想い知った。
何かしないと。
いや、でも何を？
自問自答を自粛期間の中ひたすら繰り返した。
そんな日々を過ごす中で、ふと想い立った。
"逆に今しかできない事をやろう。"
俺は普段あまり自分からメンバー以外に声かける、っていう事が無かったんだけど、
今回は自分からお願いして周った。
闇雲に当たった訳じゃない。
作曲して行く中で、
「この人と一緒にやってみたい」と想える人達に。
熱意と、やりたい事を語った。
出来上がるまでは未知数。
だけど、これがまた自分の予想していた以上のものになった。
それは、参加してくれた全員が前向きに協力してくれたからだ。
誰かと音を創り上げる事の楽しさ、意義。
この時間がなかったらきっとこんな風に再確認出来なかっただろうな。
イチタスを通して学べた事が、とても多いです。
5月〜12月
月一回のペースで、ツイキャスプレミア配信LIVE。
一回につき、大体15〜20曲。
計８回、やらせてもらった。
これだけで120曲以上は歌った計算になる。
配信の為の機材を一念発起して購入し、思い切って挑戦。
通常配信は勿論ずっとやってたけれども、それとは別物として考えてた。
チケット代が発生するからだ。
中途半端ものは見せられない、というプレッシャーとの闘い。
しかも普段のLIVEとは全然違って、お客さんの顔が見えないという事が最初凄い戸惑いだった。
「ちゃんと喜んでくれてるだろうか？」
「音は良い感じに届いているだろうか？」
全てにおいて不安が募るスタートでした。
結果、やってみると遠方のお客さんにも届けられる、という配信ならではのメリットも感じる事が出来たし、
バンドに頼らず、1人だけで世界観を構築する、という意味で何より自分のスキルアップにも繋がった。これをやった事によって一つまたレベルが上がった気がするんだ。
オトループ の新曲、発表出来たのは3曲。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■未来飛行士へ
出来れば穏やかな日がいいな どれだけそう願ってもきっと
あなたが選ぶのは 風の強い日だろう
やっぱり晴れた空がいいな 私が幾ら言ってもきっと
あなたは雨の中へ飛び込んで行くのだろう
描く軌道 操縦できるのはそう 自分だけだから
私の手を紙飛行機みたいに離れて行けば
あと出来ることは 只見守ることだけ
あなただけの空を未来へ飛んで行け
風に吹かれても 雨に降られても
どうか無事でいてくれますように
祈りにも似た想いを込めて
丁寧に折り目を付けるよ
あなたとの毎日
出来れば何か持たせたいな だけど手を差し伸べる事が優しさにならない事も
勿論 解ってはいるんだ
「心配しすぎだよ。」当たり前に そう言われるだろうけど
いつの間にか あなたは子供じゃなくなって来てて
世界を自分の目でしっかりと見てて
嬉しくて 少し寂しくて 初めてのこんな気持ちだよ
私の手を紙飛行機みたいにやがて旅立つ
あと出来ることは 只見送ることだけ
想いも寄らない飛び方に気が気じゃないけど
ジグザクに回り道を繰り返しても
変わる風向きに戸惑ったとしても
これだけは言える どんな選択も
きっとそこに間違いなんてありはしないから
出発の夜明け静かに待つ 未来飛行士へ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■生活の詩
言わなくちゃ ありがとう
添えなくちゃ ごめんねも
これからも君とずっと
終わらない当たり前を
言わなくちゃ 大好きさ
伝えなきゃ何度でも
これからも君とずっと 穏やかな生活を
レンジでチンで蘇えりゃな 2人の温度
ラップでピッと守れたらな 出会いの日の鮮度
けどそんな甘くない 時には塩っ辛いくらい
だからこそ味わい深い きっとそうなるんでしょ ねぇ？
寝顔見つめながら呟くよ おやすみ
近頃はさ 愛の言葉 お互い言わなくなったなそれでも
続く明日も変わらない おはよう
その笑顔 世界一だな
本当なのさ オーベイベ
言わなくちゃ ありがとう
添えなくちゃ ごめんねも
これからも君とずっと
終わらない当たり前を
言わなくちゃ 大好きさ
伝えなきゃ何度でも
これからも君とずっと 名前のない日々を
色々救いようのないバカ
一緒に居てくれる君 女神だな
同じ気持ち？ 聴けないまま
1人注ぐウイスキーにソーダ ドバ
過去のシミは洗って乾かして
どうか愚かさ水に流して
カフェラテのコーヒーとミルクみたいに
そばにいておくれよ ベイベ
言わなくちゃ ありがとう
添えなくちゃ ごめんねも
これからも君とずっと
終わらない当たり前を
言わなくちゃ 大好きさ
伝えなきゃ何度でも
これからも君とずっと 穏やかな生活を
言わなくちゃ ありがとう
添えなくちゃ ごめんねも
これからも君とずっと
終わらない当たり前を
言わなくちゃ 大好きさ
伝えなきゃ何度でも
これからも君とずっと 名前のない日々を
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■アンノウンブレイバー
流して笑ってる血の涙
とめどなくこころ濡らしても
雨にも風にも倒れず立つ
騒がしい日常の隅で
痛みを知らない有象無象が
後ろ指差して愚痴愚痴と
引きずり下ろそうと目論んでも
何ひとつだって奪えない誇り
電波も届かない 写真に映らない
誰も知らない勇者の詩
アンノウンブレイバー
いつだって 悲しみの底で奮い立って
今日まで生きて来た自分に今拍手を
どんな小さな光だって見逃さない瞳は
暗闇の中掴み取った
自分だけに価値のある宝石
情愛 希望 絆 信頼
無くてはならないものは
いつも見えない だけど確かに在った
曇天の太陽のように
打ちひしがれてはその度孤独と抱き合って
はじめて温度を感じるんだ
絶望と共に歩け
喩えようもない 言葉には出来ない
誰も知らない沈黙の詩
アンノウンブレイバー
そうやって 悲しみを深く想い知って
今日も優しくある自分に今喝采を
怖くなければ勇気など必要はない
だからこそ意味あるその一歩
アンノウンブレイバー
いつだって 愛しみと共に人は在って
飲み込んだ喪失がこころを凍らせても
暗がりの中を手探りで見つけ出そう
それこそが自分の中灯る
消える事無い光となる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺とJUN。今はこの2人でオトループ 。
純度100％。俺たち2人が、まず『最高だ！』と想える。そんな歌ばかりでした。
届けられた、と言っても、
「アンノウンブレイバー」「未来飛行士へ」は、レコーディングは終えたけども結局未だリリース出来ないまま。
来年には必ずリリースします！
そして、これ以外にもまだ新曲達が後ろに控えているぜぃ！！
楽しみにしていて欲しい。バンド結成15周年が暴れられなかった分、2021年は無茶苦茶活動するつもり！！
他にも、楽曲提供や、
リアレンジで遊んだり
友達のバンドの企画で本気出したりw
と、バンド以外にも一年かけて沢山の場面で音楽制作させて頂きました。
"なんとなく"
それで今まで良かった事。
それに、否が応でも向き合う必要性が出てきて、
自分にとっての幸せと、
何がほんとうに大切か？と。
そんな初期衝動みたいなシンプルな感情を無視出来なくなった。
最後の最後にひとつだけ残ったものは？
俺にとってはそんな1年でした。
今年1年、
俺の、オトループ の音楽を聴き、愛してくれた皆さんには感謝しかないです。本当にありがとう！
より一層支えてくれる人達の力を感じた、そんな時間でもありました。
明けない夜はない。
これは高く飛ぶ為の助走。そうだろ？
準備は整った。2021年はもっと楽しませます！
皆様良いお年を！
最大級のアイラビューーーーー！！
来年もよろしくお願いします！！
オトループ vo> 纐纈悠輔
