オトループ纐纈です。
1+(イチタス)の作曲を思い立って始めたのが、ちょうど1ヶ月前くらい。
【オーライ ソーハイ】
何か見えない衝動のようなものに突き動かされたような。
そんな感じでひたすら直感的に音を紡いでいきました。
そして今2曲目の製作がクライマックス。
もう少しで、パズルのピースが揃います。
いやー今回も、本当また沢山の人に頼りに頼って、やっと形になってきました。
今までこんな風に創った事ない。有意義過ぎる。
基本、全体の曲調とテーマ、後はサビ等の主要部分だけは俺が創って、
後はプレイヤーだったり、ボーカリストだったり皆に自由にその中で音を創ってもらっています。
だから最終的にどんな歌になるのか、は音が出揃ってみないとわからない。
最初、デモで仮歌や全楽器俺が入れてるとはいえ、メロディも歌詞も変わるし、節ごとに歌ってる人も変わる。プレイヤーによって音も変わる。
けれど、成立しなくなるという不安は微塵もない。
皆が打ち返してくれる案は、とても刺激的で、NG出した事はほとんどない。
これは気を遣って、とか情で、とかそんな緩いことでは一切なく、
お願いしてるのが信頼出来る、アーティストとして胸張ってる人達ばかりだから、やはり最高なんだ。
どんどんとそうして誰かの音が重なっていく様を目の当たりにし、すごく感動している自分がいる。
あぁ、きっと俺はこの生活の中で飢えているんだな、人との繋がりに。
そんな事も実感する。
自粛期間になって、イチタスやってみて
自分の中ですごく音楽に対して向き合い方が変わって来た感覚があります。
オトループは、俺の家みたいなもんだから、
もちろん自分とは切っても切れない縁があるんです。
これからもオトループのボーカル、ギター纐纈悠輔として生きて行きたいし、表現し続けたい。
だけど、しばしばこのブログで書いてるんだけど、
オトループの音楽を創るのって、めちゃくちゃパワーと覚悟がいるんですよね。(イチタス抜いてやってるとかそんな話ではなく。タイプの違い)
中途半端なもの出したくないから、必然的にそうなる。身を切って血を流しながら創る感じ。
書くテーマとかも、「ありきたりなもの」にアレルギーみたいなものがやればやるほど出てきて。
毎回一休さんのとんちみたいになってくる。それもチーンがないエンドレスぽくぽく、、、。
そうして少しずつ削り出してやっと形を成す彫刻のような音が、他にない魅力となると自分で信じて書いてるから、そのスタンスはこれからも変えないし、それどころかもっと突き詰めて行きたいと想ってる。
でもさ、考えさせられる音楽も大好きだけど、
もっと凄くシンプルな、ストレートな音楽に救われる時がないかな?
無責任な程眩しい言葉に、「何がわかる?」と跳ね除けてしまう時が多いけれど、(ひねくれてるのでw)
そんな軽やかな歌に思いがけず背中を押されたりする瞬間もまた、ある。
必要な歌は、その時々によって変わる。心持ちだったり、状況だったり。
"深く考えなくても、すっと飛び込んでくる。
それでいて、1人で完結させない。
今は、そんな歌を創ってみたい"
コロナによって置かれたかつてない状況に、俺の心に浮かんで来たのはそんな感情でした。
誰かに何かをしてあげる、ってのはおこがましいっていうのが常にあって、基本創りたいものを創ってる訳だから、自分じゃない誰かが、聴いて何かを受け取ってもらえたら本当それは幸運な事だと想ってる。
でも今回は敢えて思いっきり元気にしたい、背中を押したい、と念じて創ってます。
この我慢の時期を少しでも楽しく出来るような。
10代の頃は、きっとそんな歌ばっかり書いてた。今思うと恥ずかしい程真っ直ぐ過ぎて目を背けたくなるくらい。
30代後半になって、やりたい事は同じでも、今創る歌は違う意味を持つものになる筈だ。
で、創ってみている結果。
物凄くやって良かった。
フィルターを何層にもかけてじっくり磨き上げていくのがオトループ。
それに対して、素材を取れたまま出来るだけそのままで提供するのがイチタス。
そんなイメージ。
どっちが優れている、とかそんな話ではなく。
自分の中でうまくバランスが取れた気がする。
そういう表現方法にも、飢えていた自分がいたんだな。
じっくりと浸りたい時も、
何も考えずに笑いたい時も、
出来るだけ沢山の場面に役に立つ音楽を創って届けたいと想っている。
ひとつまた先に進めた気がする。
これを経て、オトループの次の作品もきっと変わる。
イチタス新曲も、オトループのこれからも
楽しみにしていてください。
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