【タンパ(米フロリダ州)20日(日本時間21日)=片岡将】ヤンキースの全体練習が始まり、臨時コーチを務めるOBの松井秀喜氏(39)が野手組の練習に合流した。現役時代にしのぎを削ったイチロー外野手(40)と同じユニホームで汗を流し、詰めかけた日米のファンから声援を浴びた。
松井氏は練習用のシャツとユニホームでグラウンド入り。外野守備を手伝いイチローから返球も受けた。守備練習が終わると松井氏から歩み寄り、グラブを着けた左手でイチローの胸に軽くタッチした後、握手して談笑する場面もあった。
「(ヤンキースは)僕にとって特別なチームだし、特別なユニホーム。それはずっと変わらない。(イチローには)僕のほうが敬語を使っていました。(一緒に練習するのは)多少不思議な感じはした」と笑顔を見せた。
イチローは「日本人祭りという感じでなかなかきしょい(気色悪い)ですね。おもろいけどね。違和感がめっちゃある。(松井氏を)コーチって呼んじゃいました。『ゴメン』もダメかな。『すいません』にしておこう」と年下の松井コーチについて語った。
現役時代は何かと比較され、ライバル意識もあるが、立場が変わって今回は適度な距離感で向き合うことができそうだ。
松井氏は大リーグキャンプ初体験の田中将大投手(25)ともあいさつし、「いまは慣れるとき。応援していく」とエールを送った。