程度の差こそあれ、我々は全員が被災者ということを決して忘れてはいけないね。あの日、俺もとある場所で自治体の避難所で一夜を明かした。昨日の3/10だって、東京大空襲から69年目となったわけだが、その事実をどう伝え、どう活かすのか? 他人事ではなく、自分のこととしてそれを思うだけで意味があるんだろうね。
この記事は宮城県で被災されたご家族が営むケーキ店の記事です。
http://suumo.jp/journal/2011/11/12/9827/

シェフ夫妻は東日本大震災による津波被災のことは口外はしていない。自分たちよりも酷い体験をし、今もって現状に大変苦しんでいる人もいるという配慮や、せっかくの美味しい晴れやかなスイーツを泪と艱難辛苦に染めたくない、そういう思いをお客さんに伝えたくないという意思からだ。
なんとも思いやりある温かい姿勢だろうか。そんなお二人とそのスイーツに触れてとても和やかな気持ちになった。もしかしたら“幸せ”とは、そういう行いや思慮によってもたらされるものなのかもしれない。