柳月 三方六


バウムクーヘンというとクラブハリエ という名前と行列を見かけた方も多いかと思いますが、実はここはみなさんご存知和菓子の和菓子の「たねや」が仕掛けた洋菓子部門のバウムクーヘンなのです。
「たねや」さんといえば滋賀県に明治から伝わる老舗ですが、いまや代表者を代表取締役ではなく「CEO」と名乗り、もはやお菓子のコングロマリット(笑)。

今から7~8年前に梅田阪神百貨店に一号店が出店されたときに、東京ではまだない、製造工程を見せるショーアップされたバウムクーヘンと、LOUIS VUITTONのダミエをぱくったような意匠の市松模様の箱に惹かれて行列してしまいました。
味は無難ななんの変哲も無いバウムクーヘンで、?と驚いたものです。

そう・・・バウムクーヘンというのは何の変哲も無い素朴な味わい。
それもそのはずバウムクーヘンとはドイツ語で、“バウム”は「木」、“クーヘン”は「ケーキ」という意味です。木のケーキということですね。
滋味で年輪を重ねて、味わい深い存在。人間で言えば人生経験豊富でクールな男・・・そんな感じかな。
だからこそバウムクーヘンといったら、仕掛けられたものではなく、そこにある必然のものをいただきたい。

それは北海道の風土と開拓の歴史から生まれたという「三方六」。


帯広の「柳月」から今や北海道を代表する銘菓になり、第27回世界菓子コンクール「モンドセレクション」で最高金賞を受賞。
北海道内の有名百貨店や空港などで手軽に買うことができます。


三方六とは北海道開拓時代の薪の標準的な割り方(三方がそれぞれ六寸)に由来します。
ホワイトチョコとミルクチョコで白樺の木肌に似せ、薪を模りました。
小麦、卵、バターなどすべてを十勝産のものから作られるというバウムクーヘンは素朴で安心できる優しい美味しさ。
しっとりしていてパサパサしていないので、冷やして食べると一層美味しいです。まさに大人のオヤツという感じ(笑)




砂糖はサトウキビからのものが一般的ですが、十勝の砂糖はてん菜(ビート)で作られています。
ヨーロッパではシュガーといえばこのビートシュガーというくらい有名で、キメ細かく舌触りがよい上品な味わい。

そのため菓子づくりに最適の砂糖だと言われています。

その上、てん菜由来のお砂糖にはビフィズス菌を増やしてくれる「ラフィノース」が多く含まれていて、お腹にとても優しいのです。(写真右:函館山からの夜景)

ネット通販もあります ので、デパ地下並んでバウムクーヘン買う前に一度試してみてください。なんと一本525円ですから!(笑)


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柳月 三方六

住所:帯広市大通り8-15

電話:0120-25-5566

各店舗の情報は↑HPでご確認ください。