トム・ソーヤのお気に召すまま

トム・ソーヤのお気に召すまま

ミュージカルが大好きな男子の観劇日誌やら
ミュージカル情報、はたまた日々のつぶやきなどを
つたない文章で書きこんでいます。
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さきほどWOWOWで放送された「オペラ座の怪人」25周年記念公演inロンドンを観終わりました。

ブルーレイを購入してとも思ったんですが、好きなところで止められたり、早送りできたりするよりは、決まった時間、緊張感を持ってテレビの前に座っているほうが、劇場の雰囲気も楽しめたりするかなと思って今回の放送を選択。

「レ・ミゼラブル」の記念公演のようにコンサート形式ではなく、きっちりミュージカルとしての公演。広大なロイヤルアルバートホール使用に作り直された特別バージョンですが、オリジナルのハロルド・プリンスの演出やマリア・ビョルンソンの美術・衣装はそのまま使われているので、従来の公演の雰囲気は損なわれることなく、そこにさらなる豪華さを加えられた圧巻の舞台です。

キャストも全員素晴らしく、特にファントム役のラミン・カリムルーは繊細さと力強さを兼ね備えた歌声でファントムの悲哀を見事に表現。クリスティーヌを演じるシエラ・ボーゲスはただ純粋さを強調するだけでなく、か弱さから、最後にはファントムを包みこむ強さをもつ女性までの変化を説得力を持って好演。
終盤のクライマックス「POINT OF NO Return」での2人の駆け引きは非常に迫力があります。
「Masquerade」のシーンも通常版の4倍近い人数でゴージャス。
25年続いてきたミュージカルの失われることのない魅力を再確認することができます。

カーテンコールではアンドリュー・ロイド・ウェバーがあいさつ。その中で亡くなったマリア・ビョルソンを讃える言葉が感動的。初演のファントム役マイケル・クロフォードも登場。スタンディングオーベーションに包まれ感動の涙を流していました。そしてこの作品になくてはならない存在、サラ・ブライトマンも4人の歴代ファントムに囲まれながら衰えることのない美声で代表曲を披露。初演キャストと記念公演キャストが一緒になってのカーテンコールはさらなる感動を生んでいました。



トム・ソーヤのお気に召すまま
本日はミュージカル「ハムレット」を観劇

シェイクスピアの有名な戯曲「ハムレット」をチェコの作曲家の音楽でミュージカル化。
チェコで初演されて、世界各国でも上演されているこの作品。今回は韓国版の輸入だそうです。

ハムレット:井上芳雄
オフィーリア:昆 夏美
レアティーズ:伊礼彼方
ホレーショー:成河(ソンハ)
旅芸人/亡霊:阿部 裕
ポローニアス:山路和弘
ガートルード:涼風真世
クローディアス:村井國夫

原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚本・作曲・作詞:ヤネック・レデツキー
演出:栗山民也

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「ハムレット」は話の大筋はだいたい知っていたけど、お芝居で見たことも戯曲を読んだこともなかったので、細かい内容や結末までは知らず、暗い話なんだろな~ってイメージだけ。簡単に言えば父を殺した叔父への復讐劇。「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」ってセリフだけは知ってるけど、それがどういう意味を持つセリフかも全然知識なし。

そんな状態でいざ観劇。

まず音楽。ロック調を基本に明るい曲もちりばめられていて、重苦しさを抑えている。セリフはつなぎに二言三言入るもののほとんど歌だけで進行。それだけできっちりストーリーを理解できるようになっているし多分戯曲ではシェイクスピアお得意の長々としたセリフが続くであろうところも歌で聞くとすんなりと入ってくる感じ。
ただ本家のセリフを意識して、無理やり入れてくるところも。
たとえば、狂ったふりをするハムレットが恋人オフィーリアに突然「尼寺へ行け」と歌う。
え・・・・・突然なんでここで「尼寺」なんだ???
と思ったら、これも有名なセリフだったようです。知りませんでした汗
なので突然の「尼寺へ行け」発言に、重い場面にも関わらずおもわず笑っちゃいました。
To be, or not to be: that is the question.(「死ぬべきか生きるべきかそれが問題だ」)も
最後の方に突然出てきます。どこに使われるか知らないこちらは
おっ出た!!
と思いましたが、日本語の歌詞の中に突然英語でTo be, or not to be: that is the questionって言われても意味不明です。「ハムレット」をみんなが知ってるという前提のもとで入れられているようですが、知らない人からしてみれば全然必要なかったかもしれません。

ハムレットの井上くんは、正直好きと言える俳優さんではありません(ファンの方ごめんなさい)
でもさすがに上手いです。存在感もあるしハムレットの心情をがストレートに伝わってくる歌も聞きごたえがあります。でもムリに声を潰したようながなる歌い方、喋り方をするところは今回も同じ。あれだけはやはり好きになれない。

オフィーリアの昆さんはきれいな歌声。
レアディーズの伊礼くんは1幕の歌では、おっいい声って好印象だったのですが、2幕になるとちょっと・・・声が出てません。高い歌で難しかったのかもしれませんが大事な役どころですからもっと頑張ってほしかった
クローディアスの村井さんは存在感は抜群。
ガートルードの涼風さん。2幕のソロはさすがの歌声で引き込まれます。今回はかなりはまり役でした。

クライマックスの決闘シーン。ハムレットとレアディーズが剣を交えるのだけれど、なんだか子供のチャンバラみたいでせっかくのシーンがごちゃごちゃ・・・もう少ししっかりした殺陣を組んで欲しかった。

結局上演時間は2時間弱。終了時間だけ知っていたので休憩なしと思っていたら1時間くらいで突然前半終了。20分の休憩をはさんでの後半はあっという間。この時間なら一気に後半になだれ込んでくれた方が見やすかったかも。

この作品のおかげで「ハムレット」がどういうものかよくわかったので、一度しっかりストレートプレイで見てみたくなりました。
先週になりますが、2月10日の CHESS in Concert に行ってきました!!

Musical 「Chess」は1986年にロンドンで初演されたミュージカル。
スゥエーデンのポップグループABBAの元メンバーが作曲し、「エヴィータ」などで知られるティム・ライスが作詞した作品。冷戦時代、チェスの世界選手権で米ソが対立するという内容が重く難しいこともあってロンドンでは3年のロングランだったのもののブロードウェイでは2か月でクローズだったそうです。

僕自身も1984年に出されたコンセプトアルバムを以前から良く聞いていたので音楽はなじみがあったけど肝心のストーリーは全く知りませんでした。
でもこのmusical、音楽がホントに良いんです。
「マンマミーア」などでABBAの音楽はmusicalファンにもおなじみになっていますが、さすがにそのメンバーが書いたスコアーです。POP調からロック調、ラップ調のもの、さらには壮大な国歌みたいな曲もあってCDを聞いているだけでも十分楽しめます。

今回コンサート形式ながらも「Chess」が日本で見れるとあって楽しみにして行ってきました

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本来のMusicalのナンバー全部が使われたわけではなくあくまでも抜粋。でも、コンセプトアルバムのナンバーはだいたい使われていたので音楽的には満足度は十分。ストーリーもほとんど予習なく見ましたが、歌詞を聴いているだけで十分理解できるようになってます。登場人物も4人に絞りこまれていたので人間関係も複雑にならずに短い上演時間の中でうまくまとめたなというのが印象。ストーリー的におもしろいとか感動するとかは全くないお話なので、この作品はmusicalとして上演するよりもこういったコンサート形式で音楽を中心に勧めて行くほうがスッキリまとまっていいのかもしれません。

 宝塚男役出身の安蘭けいさんが予想以上に好演。男役を思わせない色っぽくてちょっとパワフルな歌声が音楽に合ってました。この人はこんな声が出せるんだ~って感じ(彼女を女優さんとして生で見るのもはじめてでしたしね)。
 大好きな一幕最後のナンバー「Anthem」。これを生で聴けたのは感動もんです。一幕最後にロシア人の心情を壮大な音楽で歌い上げる難しいスコアーだと思います。そこをベテラン石井さんはいつもの優しく張りのある声で歌い上げてくれました。
 残念な点もいくつか。まずは歌詞。歌だけで物語まで理解させなければならないせいで、歌詞がすべて説明的になってしまったところ。登場人物の感情が音楽に乗せられないので、聞いているこちらも感情移入ができない。メロディーの雰囲気が歌詞で損なわれるところもありました。日本語の訳詞を乗せるのって難しいというのを改めて感じさせられました。
 あと中川くんの出番が2幕では1幕とくらべて極端に減るのを防ぐためか、彼の役に物語の進行をさせたので、本来ストーリーテラーな役割の浦川くんの役目が無くなってしまったこと。2幕はただいるだけの存在になってしまったのが残念。さらに2幕最後にも歌われる「Anthem」。ホントだと歌いだしは安蘭さんの役の女性が歌うはずなんですが中川くんが歌い出す形に。彼目当てに来たお客様へのサービスかもしれませんが、物語の進行上だと彼の出番ではないはずなんですよね。なんで彼が歌い出すんだろってな感じで違和感がありました。ショック!コンサートだからまあいいんですけどね。

長年上演してほしいな~と思っていた作品にようやくお目にかかれたことに感謝です。
今回のメンバーも良かったですが、コンサート形式ならまた違ったメンバーで上演して欲しい。
いろんな方の声でこのmusicalのナンバーを聞いてみたいなと思います。


観終わった後「Anthem」が頭の中でリピートするのでYouTubeで大好きなJosh Grobanの「Anthem」を聞いてます。2008年のこれもコンサート形式で上演されたものだそうです。YouTubeで全部みれるのに思わずDVDを注文してしまいましたあせるやっぱりJosh Grobanは天才です

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