第一印象を決定する非言語表現の一つに姿勢があります。

姿勢は自分の認識している範囲以外の多方面からも人に見られているため、常に意識すべき非言語表現です。
人の印象は数秒で決定するということは、メラビアンの法則をはじめ様々なエビデンスが出ており、印象が決定し相手の脳に記憶されてしまうと半年から1年は変化し辛いと言われています。

姿勢は、今までの「生き方」「体の使い方」「思考」「感情」全ての癖が投影された非言語表現であり、高度なトレーニングとメタ認知をしていないと無意識の非言語表現となってしまいます。

知らない間に印象決めにつながる姿勢を無意識の非言語表現で人前に晒すことは、対象者との良好な人間関係の構築の足かせになる可能性があります。

印象の良い姿勢はリスクマネージメントにもなりえるのです。

姿勢には「立ち方」や「座り方」という外面の体の姿を指すもののほか「気持ち」や「心構え」といった内面を指すものもあります。

これらの両方が非言語表現であり、あなた自身が表現していることであると認識することが重要です。

あなたの立ち姿から「何が伝わっているのか」を理解することと、あなたの立ち姿で「何を伝えるのか」をコントロールすることは、それぞれのアプローチが必要で、表現力のテクニックを組み合わせコントロールすることがActingです。

背筋がのびたきれいな姿勢、肩をいからせた強い姿勢、人の目をまっすぐ見て話を聞く姿勢、どんな姿勢が印象がいい姿勢なのかは、あなたの目指す目的によって変わります。

表現力トレーニングであなたの目指す印象のいい姿勢を見つけましょう。



【教育連載】日本の教育では学べない表現力の授業
【ビジネスパーソンのための特集】
日本人に足りない「伝え方&表現」スキル