男がDV被害を受けたら、こうなった。

男がDV被害を受けたら、こうなった。

私(男・40代)が、妻からの数々のDVに耐え切れず、DV被害を訴えた記録です。

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やっとの思いで家から逃げ出し、110番した。
家から200~300mくらいしか離れていない場所。
110番のオペレーターの方は、「すぐに警官を向かわせます」と言ってくれたが、
待つ間、妻に見つかるのではないかと心配だった。


パトカーがようやく到着。
ずいぶん待ったような気がするが、
たぶん、3分程度しか経っていなかったと思う。
警官2名が降りてきて、「何があったの?」と。

事情を話すと、
「なんで離婚しないの?」
「そんなの別居すればいいじゃない」と。
妻が離婚を拒否していること、
別居も拒否されていることを話しても、
「そんなことで警察を呼ぶなよ」という雰囲気。
私が加害者のような、厄介者に思われているようにも感じた。
身の危険を感じていること、
家に戻れないことをいくら話しても伝わらない。
深夜、街外れの田舎道で、こんな立ち話が10分近く続いた。
これからどうなるのかわからない不安感と、
わかってもらえない苛立ちと、
元の生活に戻れない悲しさとで、
心細くて仕方がない。


しばらくすると、上司らしき警官が
「じゃ交番か署に行きますか?」とたずねてきた。
交番では話を聞いてくれそうにないので、
警察署に行きたいと答えた。

車で15分くらいだったか、警察署に移動した。
会議室のような部屋に通され、
まず刑事課の警察官から事情を聞かれた。
初めは「何があった?」、「どういうこと?」
といった聞かれ方だったが、
ビデオを見せ
(私もこの時までビデオに映っているか不安だったが、妻が私を執拗に追いかけ、暴力を振るう様子がバッチリ映っていた)、
これまでの経緯を一通り話すと、
ちゃんと話を聞いてくれた。
ただ、話の内容を、メモ用紙のような紙にまとめていたのが気になった。
ずいぶん前に自転車の窃盗被害に遭ったときは被害届(のような用紙)に書いていたが、
今回は明らかに違う、ただの真っ白い紙。
きっと後で正式な被害届にまとめるのだろうと思っていたのだが・・・


一旦、刑事課の警官は席を外し、少し落ち着く。
両腕がヒリヒリするような感覚があり、
今まで気づかなかったが、複数の内出血やアザ、ひっかき傷ができていた。
精いっぱい逃げたつもりだったが、
思っていた以上にやられたんだと思った。


しばらくして刑事課の警官が戻ってきた。
生活安全課の警官が自宅に向かい、妻から事情を聞いているという。
被害届を出すものと思っていたが、
今回は「相談を受けるだけ」とのこと。
被害に遭っていて体に傷も受けているのに、どうして被害届ではないのかと問うと、
「奥さんもDV被害を訴えているため」と。
そんなはずはない!
私は一切、手を出していないし暴言も吐いていない。逃げる一方だった。
しかし刑事課の警官は、
「取っ組み合いになったんじゃないの?」
「気づかないうちにやっちゃったんじゃないの?」
と言う。
ビデオを撮っていて、しかも音声も録音してるのに、そんなことするはずない。
反撃する余裕なんてなかったのはビデオを見れば一目瞭然でしょうよ。

妻が怪我しているかたずねると、
「怪我はしていないようだ」と。
そりゃそうだ。
しかし警官は、
「お互いに被害を訴えているから『おあいこ』ということで」、被害届は受理しないという。
これにはさすがに腹が立った。
今までずっと我慢して、やっとの思いで逃げてきて、被害を訴えているんです。
証拠だってちゃんとあるじゃないですか。
これで「何も無かった」ことになるなら、妻はまた暴力を振るってくるはずだし、
今回警察に逃げ込んだことの報復に出るはず。
態度を改めるなんて絶対にしない人なんですよ。


どちらも被害を訴えているのであれば、
両方から被害届を受理すればいいだけのこと。
とにかく被害届を出させてほしいと言うと、
「あなたを逮捕することになるかもよ」と。
え?脅し?
被害者を逮捕するの?
訳がわからない。
理由はよくわからないが、被害届は受理したくないという態度に見える。
こちらは一切DVはやっておらず、やましい点も無い。
妻が虚偽被害を訴えようが、「やっていない」のが真実なんだから、
被害届はどうしても出すということを念押しした。

このやり取りを聞いていた別の警官が、
「相手が男性だったら、即逮捕できたろうけどね」と。
やっぱりそうか。
DV加害は男の専売特許のように言われるもんな。
男がDVの被害に遭うと、相手にされないどころか、
加害者にされる危険性もあるんですか。


刑事課の警官は部屋から出ていき、
しばらくして、生活安全課の警官が部屋に入ってきた。
妻はDV(髪の毛を引っ張ったこと)を認めたが、
私からもやられたと被害も訴えているという。
「でも怪我してないんですよねぇ」と、
この生活安全課の警官は事情をわかってくれている様子。
妻による暴力が確認できたし、今後も危険性があるとのことで、
妻に対して、私への接近禁止と暴力禁止の警告を出してくれるという。
また、妻が私の職場に押しかけてくる危険性があるため職場に対応を求めること、
住民票を移しても転居先を開示させないように市役所で手続きができること
(警察が事情を話してくれる?らしい)、
裁判所に接近禁止の申し立てができること
(これも警察が事情を話してくれる?らしい)などの説明を受けた。
ようやく、本当にようやく、理解してくれる警官が現れて涙が出そうになった。

この後、110番通報登録
(私や家族の電話番号を警察で登録しておき110番電話すると迅速に対応してくれる)の手続きや、
ストーカー被害の(申告の?)書類を書くなどした。
ただ、このストーカー被害の書類も、
こちらの意図とは違う内容(被害の深刻度としては弱い)ことを書くよう勧められる。
なんだろう、DVって警察にとっては面倒な事件なのか。


今後の生活の話になり、
私はとりあえず妻とは別居し、身の安全を確保したうえで離婚調停に臨む
(2週間ほど前に申立ててあった)と答えた。
ところが警官から、妻が自宅を出たくない(金がない、通勤に支障がある)と主張しているとのことで、
私が自宅を出て、今夜はホテルに泊まることになった。
この時点で2時。
こんな時間に泊まれるホテルなんて、この近くにはラブホくらいしかないし、
そもそも被害に遭った側が家を追われるっておかしい。
でも妻から離れられることにホッとした気持ちもあり、承諾。
妻を警察署で足止めしている間に外泊の準備をすることになり、
生活安全課の警官に護衛(?)されながら自宅へ。

自宅では、私の怪我の箇所を写真撮影された。
現場検証ってやつかな?
そう、つい3~4時間前、この部屋は修羅場だったのです。
あざも徐々に色が濃くなってきた。念のため医者に診てもらわないと。


この時点で、妻とは同居する気持ちはもはや無く、この家から離れるつもりだったが、
後日改めて荷物を取りに来ることにし
(警官からは、安全のため友人など守ってくれる人と荷物を取りに来るようアドバイスを受ける)、
とりあえず最低限の荷物を持って、ホテルに向かった。
しかし、この時「最低限の荷物」だけにしてしまったことを、
後に後悔することとなる。