(*^▽^)v- この日は他のハイカーが来なかったので、この淵で1時間ほど過ごしました。日射しの加減で絶えず色合いが変わるので飽きなかったすね。

端から潜って向こう側まで行き、また潜水して戻る。魚はおらず、ひたすらクリアなエメラルドグリーンでした。潜って体を伸ばすと腰の痛みが和らぎます。重力から解放されるのはよいリハビリかも? 適度な水圧と流れの中で両腕で水を掻くのは肩凝りに効きました(笑)

これまではもっと浅い淵でしたが、渓流はその時々で姿を変えるのですね。里は酷暑でもここは涼しく、潜ると体が冷え切るくらい。この日も来られて良かったです。

名残りを惜しんで引き返し。水が満々としてる時ばかりじゃないので余計に帰りがたかったです。避難小屋の横にも適度な淵がありますが、ここがいちばん好きですね。

少し離れると淵はもう見えません。その下にも踏み込むと涼しそうな場所がありますね。これがあるから二の谷登山道は人気です。

橋の両端にある2滝の左手の分岐瀑を見納め。気持ちが洗われます。

右手の直瀑と分岐瀑は半ば木陰になっててイイ感じ。緑陰ですねぇ。

平らな岩がある第1オアシスでも再びまったり。岩に寝そべって見上げる空は暑そうでした。

こんな蛾がたくさんいたけどミズアブはおらず快適でした。お盆くらいから川に多くてチクチク刺されるんすよね。蚊と同じで血を吸うのは雌だけだそうです。恵那市の笠置山で「生態系保持のため自然由来の虫よけを使って下さい」という看板があり、そうかと思ってハッカ水を作ってスプレー容器に入れて持ち歩いてます。香りもいいっすね。

浅瀬を覆う水としぶきで涼感おかわり。ここで腹這いになるだけでも極楽です。他のハイカーが見たら行き倒れと勘違いされるかも(笑) 涼んでるだけですキリッ!!

濡れたまま下山。昼近くなり少し気温は上がりましたが、体は冷え切ってるので熱中症にはなりません。里ではすぐに蒸し暑くなるだろうなと。

上で潜るのでなかなかここでは潜らない和合の滝まで下りてきた。青葉がよく映えますね。この淵も美しいです。

あとは流れと共に下るのみ。ああここも潜ると綺麗だろうなぁ。きっと水中では広く感じると思います。水の底にも都さぶらふぞ。上から見れば狭くても、水中は不思議に広いすね。そのギャップも面白いです。

すだれのような小滝に木洩れ日が落ちて光ってました。行きと帰りで光の強さが違うから新鮮です。

行く時は日陰だった名無しの淵もこんなに綺麗。ここは下りられないけど潜れたら嬉しいすね。夏にいちばん美しい谷間の宝石です。

流れと共に下りてきた。日射しが燦々と降り注ぐ小滝の群れまで来るとあと少しです。

樋のような小滝から水が注ぐめんぱ淵。ここは影になっていて、淵に噴き出す細かい泡がクリームソーダのようでした。滑り下りてみたいなや。

このくらいの日射しだと水面のきらめきは今ひとつだけど涼しそう。滝の下は深いけど周りは浅く、潜るには人出があるのでちと憚られます。ここも水中が美しいでしょうね。

白い泡が渦を巻いてました。水量が多いと見ごたえがあります。あの泡に包まれたら気持ちいいよなぁ。

あとは乙女淵を見納めてテクテク下る。木道は序盤からところどころ補修されてましたね。

半ば日陰になってた乙女淵はこんな感じ。春は上から流れてきたアカヤシオの花が淵に溜まります。

かなり水量が多かったすね。乙女淵の滝がこんなに勢いよく流れ落ちてるのはけっこうレアです。いい時に行けました。

緑色に染まる渓流は真夏ならでは。日陰では白いしぶきが青葉の色に染まります。最後の最後まで涼めますね。

この出口は晩秋には葉が落ちて寂しい見た目になってしまいます。紅葉する木が殆ど無いのが残念で、そこが付知峡との違いかも。紅葉はバンガロー群の方にあります。

さあ二の谷の水が三の谷との合流点に下りていく。高いところで分岐して、またここで一緒になるのかな。水と一緒に下りてきました。

管理棟に続く橋を渡って流れ旅の終わり。最近はなかなか時間が無いので、来られる時にゆっくり散策します。夏は何度でも来たいすねぇ。

三の谷からの流れも美しいところがたくさんあります。バンガロー群の下から下りられますが、これだけの水量だと危ないすね。ここは流れが速いです。

キャンプ場でも泳ぐというより足を浸して涼むところです。それでも十分に涼めるので、ハイシーズンは混んでますね。キャンプのお客さんも遊歩道終点の男滝まではけっこう行ってます。そこから上は登山ガチ勢の領域です。

帰りに小郷という集落を通りますが、田んぼの脇にノカンゾウがよく咲いてました。くしゅっとした花で、里でも水田のそばで見かけます。今は外来種の白い百合も咲き始めましたね。暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さが続きます。キツいすねぇ。
