⁠(⁠*^⁠▽⁠^⁠)⁠v- 第1オアシスから登るとすぐに橋があり、向かい側にはおもむきの違う2つの滝がある。この日は水量が多かったので、左右の2滝の間にも目立つ分岐瀑ができてました。得した気分です。



 左端には岩に隠れるような小ぶりな直瀑。浅い淵があり、日が当たってるとエメラルドグリーンが綺麗です。いつもはこんなに目立たない真ん中の分岐瀑がいいっすね。腰かけて浴びたい。


 右端の分岐瀑。落差はそんなに無いけど普段から見ごたえがあり、岩魚にとっては難所かも。里は水不足だけどここには満々とした冷たい水があり、木曽川に注ぐまでに里を潤してくれるといいなぁと。


 橋を渡って岩の多い道を巻くように進む。軽装可の遊歩道ではあるけれど、サンダルやミュールでは危ないですね。ここはまたすぐに木道になります。


 木道から見る渓流。小滝の連続という感じで涼しげなのがたまりません。沢登りのスキルと装備があれば楽しそう。


 その先にもうひとつ橋があり、そこから見える場所が第2オアシスでこの日の目的地。橋からはまだ見えないけど、道を登る途中に分かります。


(⁠*^⁠▽⁠^⁠)⁠v- ここに幸あり。ここは今使えなくなってるという避難小屋より少し手前の登り道の脇にある淵で、下りられるようになってます。黒っぽい斜め岩から流れ落ちる水が作る淵で、滝の下はけっこう深い。でも広さはそれほどでもないから安全なんですね。


 以前は淵の縁に砂利が多くて徐々に深くなってましたが、増水時に流されたよう。渇水期にはほとんど水が無くなる場所ですが、この日は満々としてました。これは潜り甲斐があるわー。


 正面に回ると平らな斜め岩から流れ落ちる水も多く、かき氷の滝のよう。やはり落石などで水の道が変わっていて、いつもなら右手にもよい小滝と淵があったのですがこちらに全部流れてきてました。滝のところは岩が黒いので淵の色が美しいすね。暗緑色からエメラルドグリーンのグラデーションが何とも言えません。


 縁に腰かけて冷水に体を慣らしつつ動画撮影。これを見に来た。縁から急に深くなっていて、滝の下は身長150cmの私がずっぽり沈むくらいでした。このくらいの小滝なら水中に抜け出せなくなる流れはなく、それより冷たくて長い間入ってられません。真夏に嘘のようですが、ウェットスーツ無しで無理すると低体温症になりますキリッ!!

   

 日射しもイイ感じで滝は白光してました。水中は上から見るよりとても広く、体を伸ばして回遊できます。視界は澄んだエメラルドグリーンで射し込む光がゆらめいてました。極楽ですねぇ。叶うものなら毎日潜りたいです。


 上がった直後に鳥肌が立ち、歯の根が合わなくなるような寒気が来ます。体にはあまり良くないと思うけど気持ちいいっすね。汗線が一気に塞がって、しばらく汗をかかなくなります。高いところの渓流は里とは全然違いますね。


 ここだとガチ勢はもう上の方まで登ってる時間帯で、遊歩道のみのハイカーもそんなにいないです。だからゆっくりできるのがいいですね。震える水面が作る波紋も美しく、吸い込まれそうになります。


 見飽きないのでたくさん写真を撮りました。美しい乙女が水浴してたら映えますが、オバハンでごめんなさいでした。山の中でこういう淵を見ると嬉しいすね。


 水面に近づくと細かい光がキラキラしてて鉱物のよう。谷間の宝石です。溶けてしまいたくなりますねぇ。