シャクナゲのトンネルを抜け、少し下るところに道標があります。ここが花ざかりになる時になかなか来られないのが残念だけど、例年よりは花をいくつも見られました。



( * ̄▽ ̄)v- 近くじゃないからハッキリ撮れない。ここは肉眼の方がよく見えましたね、普通は逆です(笑) 


 下っていくと橋があり、ここの眺めも好きです。渓流は近くなったり少し離れたりしますが、水辺のそばを通るのがやはり気持ちいい。日当たりがよいところだと水もよく光ります。


 橋を渡るとしばしガレ場。ここは雨の後だと水が流れてます。浮き石もあり苔の生えた石は滑るので要注意。それでもまだ足元は安定してる箇所ですね。


 そこを抜けると和合の滝。落差7mの直瀑ですが、主滝の下からいくつもの分岐があるのが名の由来。ここでだいたい標高1000mでいい目安です。


 ここまでは割と楽に来られます。朝は日陰になりやすいけど、晴天の午後は淵がきれい。岩伝いに主滝の真ん前まで行けますが、この日は行きませんでした。滑ってドボンにはまだ寒い(涙)


 主滝の淵はちょっと深くて濃いエメラルドグリーンです。日射しがあるともっと鮮やかだけど薄曇りだからこのくらい。ここも青葉とのコントラストが綺麗です。


 そこから登る途中に大きな岩の前を通りますが、積雪期にここで不思議なことがありました。上からラジオかスマホの着信音のような音がして、下りてくる人がいると思ってすれ違い待ちをしたけど誰も来ず、あれ?と思いながら男滝まで行って下りてくると雪の上にオシッコがしてありました。駐車場では私が2台目で、帰る時に先行者の車がまだあったので「何で?」と思った。1本道なので出会わずにすれ違う場所はないし、オシッコは動物だろうか。人の足跡は複数ある時期だったのでいつのものかよく分からず、今も謎っすね。音は町内放送が風に乗って聞こえたかもしれないけど、その時は「あ、誰か下りてくる」と感じました。その時以外は聞いた事がないですね。ここを通る度に思い出します。


 そこを過ぎると沢沿いに階段があり、か細い流れなので「声の泉」と名がついてます。正直ここで乙女の囁き声を聞いたらちびりますわ。低体温症で幻覚幻聴が出ることがあるそうで、それはご勘弁。


 いつも階段のいちばん上で座って休む。そこから青葉越しに和合の滝の上にピンク色の花が見えましたが撮れてないわー。たぶん咲き残っていたアカヤシオで、ここでは高いところに咲きます。ほんの少しまだ咲いていたみたい。


 そこからは斜面を横切る細い道を進むとまた木道に出ます。ここは滑落注意で、路肩には寄らないようにして登ります。


 木道に入ると渓流がすぐそこで、冷風でクールダウン。この段差も分岐瀑のおもむきで涼しげです。


( * ̄▽ ̄)v- そして道の左手には洞穴があり、ここは昔  水晶を採ってた跡だそう。と言うことは晶洞のある花崗岩かな。中津川市だとみかげ石の名産地の蛭川や苗木でよく見つかりますが、この辺りでも採れたのかと。火山活動でできた岩にはいろんな鉱物が含まれてるのでロマンすね。この穴は入れますが、すぐに行き止まりで試掘跡かもしれません。
 

 足元はこんな感じで、ところどころ木道が途切れます。起伏があり、少し登ったり下ったりの繰り返しです。


 この辺りもシャクナゲの群生地で、渓流に垂れかかる枝にちらほら花が見えました。上にいくほど開花はゆっくりなので、新しい花も多いすね。


 少し下ったところにひと休みできる川原があり、平たい大岩で大の字になって休むとひんやりしてて気持ちいいです。今はないけど前には「森でカウンセリング」という看板があり、登頂するなら長居してられないけどショートコースならしばしのんびりします。