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♪馬並みなのねぇ~


( ̄- ̄)v- アニメ『みどりのマキバオー』主題歌。


テレビでやたらスタイリッシュなCMが流れている日本ダービー。
新聞にもこんなアートな広告が。


ちょっといい広告なので、長々と文章を引用。


『誰だって 誰かの子供だ』


九一年の日本ダービーは、たまたま僕の誕生日と重なった。

ほんとうならば毎年と同じように、田舎の両親から小包が届くはずだった。

でもその年に何も届かなかったのは、進路のこと(家業を継ぐとか継がないとか)で父と大喧嘩をしていたからだ。


レースの主役はトウカイテイオーだった。
かつてダービーを制した「皇帝」シンボリルドルフの仔なのだ。

だが、いや、だから、是非とも負けて欲しかった。
二代制覇も、血のロマンも、クソくらえだ。
父へのオマージュで僕たちは生きているわけじゃない。


ゲートが開いた。
トウカイテイオーは弾むような走りで、第3コーナーを過ぎるころには、群れの真ん中から先頭へと、確実に追い上げていく。優等生め。

予定調和なのに、その予定調和を燃料に、会場の歓声も加速しはじめる。
この胸がざわざわする感じはなんだ。
僕は何に震えているのだ。

行け。
と思った。唐突に。
運命とか勝負とか、
そんなものぜんぶ放り投げてどこまでも行けばいい。
隣を見ると、赤ん坊を抱く若い父親がいて、涙を流していた。


当たり前だけれど、すべての男の子は誰かの息子なんだ。
その時はじめて僕はわかったのだ。
僕が生まれた日は、僕にとっての記念日ではなく、両親にとっての記念日ではないか。


トウカイテイオーのウイニングランを見ずに競馬場を出る。
街に溢れる、無数の息子たち、娘たち。
両親へ小包を送ろうか。
一瞬思ったが、何を送ればいいのかわからないのでやめた。


あの午後だったと思う。
僕も子どもをもとう、と思ったのは。


( ̄- ̄)v- ええ文章や。


これは何という方の文章か分からず、JRAが“がんばろう日本!~サラブレッドから元気を~”というスローガンで一般公募したものかも?


私は競馬はやりませんが、テレビCMでも、競走馬に託される願いや祈りに感嘆する事があります。


もうこの世にいませんが、岐阜の笠松競馬場から中央競馬に行ってそ