(電源ケーブルの変わり種)



中華のケーブルメーカーでGAOFEIというブランドがある。

クセの少ない音質でとても使いやすく、現在アナログ電源アダプターで2本使用している。


定価(?)はとんでもなく高い(数十万)が、実際には13万円代で購入が可能。


さて先日見たこともない(超ぉ〜!)「極太な」GAOFEIの電源ケーブルが目に止まり、しかも激安だったので落札してみた。


届くまでに素性を調べてみると!

な、なんと!このケーブル、あのPADに迫るなんて評価が!(マジかぁ〜?)


う〜むそんなとは知らず、かなり安く落としてしまったぞ。(ラッキーだったか?)

でも中華ケーブルだし、過度の期待は禁物




シース(被覆)を含めた純粋な線材だけで、ここまで太いケーブルは見た事がない

(普通の電源ケーブルとの比較)

(通常は直径15mmで極太だが…25mm!)



太ければ良いとは思わないが、このケーブルがここまで太い理由は何なのか?

はたまた、どんな音なのか?

まずは試してみよう!


わかりやすのはDACかな

早速繋いで音出し


う〜ん、まだ眠たいか?

ドロンとした低音がやたら目立つなぁ

我慢しながらも30分ほど経つと、まるで別物になってしまった!

高域はストレスなく伸びているのだが、突き刺さる感じがしない。(決して重心は低くない)


前面に出てくる艶っぽい中域は、特に女性ボーカル好きに強い訴求力がありそうだ!

ドロンとした低域はいつの間にか、トルクの効いたドカン!に変わっている。(かなり来る!)

なるほど中域の解像度と艶感は確かにPADに共通するリアルさがある!

表現が難しいのだが、ちょっと経験のない不思議な奥行きも感じとれる。


使いどころで、かなり楽しめそう!



ところでケーブルの中身はどうなっているのだろう?(極太の理由がメチャ気になる!)

シースが分厚いというだけでは、こんな音になるとは思えないのだ


バラシてみると

写真では分かりづらいが、プラス側マイナス側それぞれが複数(67本)の細いケーブルを束ねてスパイラル巻きで極太を形成している。


絶縁体はテフロン系のようにも見えるが、どうだろう

シースの内側にさらにシールドらしき黒い被覆のようなものが見えるが、シールドなのかは不明

独立したプラスとマイナスのスパイラルがこの太さにならざるを得ない構造となっている!

つまりシースや介在物は決して厚くないので、この太さは必然という事になる。(あれまあ!)


なるほど!かなり凝った作りで、高額であっても仕方がないと思わせる内容。(定価は不明)


硬いケーブルではないが極太により、結構な重量があるので取り回しは良いとはいえない。

だが、このケーブルでなければ出せない世界がありそうで、思わぬ掘り出しものかもしれない!



そういえば、このところ調子に乗って電源ケーブルだけで3本も買ってしまった



ここは少し自重しなければならんなぁ〜(汗!