19.騙しの手口など。 | otokamのブログ

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日日是好日

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まとめ。

微笑みの国タイ。

確かにいい人ばかりで旅人に優しい印象がありました。

でも、そんな中、観光客を騙そうとする輩も沢山います。
(どこにでも居ると思いますが・・)
文中には書きませんでしたが、
実際に体験した手口などを記しておきます。

●シカト対応。
カオサンからプラケオに行く道中、
いろいろな人が話しかけてきます。
殆どが、「今日はクローズしている云々。もっといいところに連れて行ってあげる・・」
みたいなことを英語混じりで言ってきます。

地球の歩き方とかにも載ってある典型的な手口です。
余裕でスルーしました。教科書どおりです。w




●やられました。
プラケオに行く道中みすぼらしい姿のお婆さんが鳩に餌をあげています。
「あなたもあげて」みたいにニッコリ笑って餌(コーン粒)を手渡すので
”あー鳩は平和の象徴だからなぁ。ラブアンドピース!”とか思って気持ちよく餌をまいていたら・・

急に2,3人に取り囲まれ、「マニー!マニ!・・」と(おまえはABBAか!)DMCの「一秒間に10マネー!」くらいの
勢いで迫ってきます。シカトしようにも近くでヤクいアジュシも見てるし、一人旅でトラブルは怖かったので
300B払って去りました。

夜ホテルに戻って即効ググったら・・
ありました。同様の手口。やられました。




●ワットポーの出口にて。
さわやかないい人そうな係員風アジュシが「はい、ワットポーのレシート出して。」みたく普通に話してきます。
レシート見せたら、このレシートで『ラッキーブッダ』がフリーで見れる・・みたいなことを英語で言ってきます。
で、アドバイス、「屋根の黒いトゥクトゥクは悪い人」「屋根の黄色いトゥクトゥクは良い人」と教えてくれました

都合よくそこに黄色いトゥクトゥクが通りかかり、「ヘーイ!!」とか云って停めてくれます。
ラッキーブッダ→安いシルク工場→ワットアルン渡し場までで30Bで良いと、親切に交渉までしてくれます。
この係員、とても親切なので、チップを生業にしてると思い渡そうとするも、ニッコリ笑ってノーノーって。
アイライクジャパニーズ!とか云って受け取りません。
もう、めちゃいい人やん!コップクンカップ!

さすが微笑みの国!と、さっきのばばぁの事はすっかり忘れて気持ちよくトゥクトゥクに乗りました。

爽やかな風に吹かれながら移動する道中で、魔法が解けました。
「なんかおかしくね?」
ラッキーブッダらしきところに着いて何気に見たらどうも
元々無料の施設っぽいし・・そもそもシルク工場って・・
よく考えたら怪しさまんてんやん!

ひょっとしてそのあと宝石屋で拉致られてカード数十万切らされるってパターンのやつ?

やばい。やばすぎる。鳩のばばあの比じゃない!あの親切な係員も幸せの黄色いトゥクトゥクもみんなグルやん

デュアルコア並に考えて出た答えはやっぱ「逃げる」しかありませんでした。

私はトゥクトゥクの兄ちゃんに30B渡してウェイト・ウェイト!ってその場に居させてブッダの向こうから
思いっきり走って逃げました。本当にいい人かもしれませんが、多分セーフです。

近所のセブンに入って乳酸菌飲料を一気飲みしましたね




●アユタヤのワットプラシーの出口にて。
子供が百円玉を3枚握り締めて、ジャパニーズ?「これ本物?」みたいに不安そうに聞いてきます。
あー心無い日本人に騙されて異国の通貨を握らされたんだと思い、(よく見ると本物の100円玉でした。)
「OK~リアル100円玉だよ安心せろ・・」みたいなことを伝えら、

「これで何バーツ?」って聞いてきます。

ここで痛恨のエラーをしてしまいました。

どこかのHPで誰かが云ってたように、一人旅の緊張とかで注意力が緩慢になっていたのでしょう。
本来なら≒3で割るべき計算なのに、買い物などする際日本円換算するのに×3倍していた癖で
つい出た言葉が・・

「アバウト800バーツ!」

当然子供は半泣きで

「エ、エクスチェンジぷりーず・・」

て云いますよね。(もちろん内心は大物バスがヒットした瞬間です。アドレナリンが出まくってたことでしょう)
アホな私はまた都合よく考えます。
”この子達はアユタヤの田舎町で両替する術もないのか、かわいそうに・・”

たまたま(運悪く)お財布にはその800Bがあり、快くチェンジしてあげると・・
後は・・想像通りです。

もう、明治のラグビー部並み・「三年B組ぃ!」つった後の金八先生並みに
子供がワラワラとタックルしてきました・・チェンジ!チェンジ!って。
お前らいままでどこにおったん!みたいな。

いいことをした筈なのに
この雰囲気は当然「いやな予感」がします。

何とか振り切って戻れましたが、
計算間違いに気付いたのは
帰りの飛行機の中でした。w


以上のように、人の善意に付け込んだ手口に私は苦手のようでした。
まあ、被害額からは「ほろ苦い経験代」とあきらめもつきますが、
惜しむらくは、私のせいで、彼らがまた頑張って日本人をダマそうとする
でしょうから、今後の旅行者に対し、申し訳なく思います

20Bのチップをもらい、深々とワイ(拝むような感謝の動作)する町のオモニもいるわけ
ですから、人を騙して簡単に大金をせしめる事を子供には許すべきではないですね。
もちろん騙されるほうが悪いのでしょうが
次回行ったら恫喝してやるつもりです。


●近い内、次回は『韓国38度線(板門店)』を訪れてみようと計画中です。
その時は300km南の『釜山』までオープンジョーもしてみるつもりです。