もう十年くらい経つかな?十五年?もっとかな?
「千の風」だったか?「千の風に」だったか?
大ヒットしましたね。

突然現れたテノール歌手が歌ったのが、おばさま方に大ブレイクして、熱狂的な信者のような状況で大晦日の紅白にも出場しました。
その後…そのテノール歌手は?知りません。

まだテノール歌手が歌う前、じわじわと広がってきた頃、私の友人が立て続けに我が子を失いました。一人は乳幼児突然死…産後退院して直ぐに、信じられない連絡を受けました。直ぐに駆けつけましたが、そのときは私もまだまだ若く、かける言葉もないまま泣き崩れました。
その後、1ヶ月経つか経たないかで、もう一人は2歳になるダウン症の子供を失いました。
こんなことって、重なっていいものなの?
もう、それは過去最悪の精神状態だったかもしれません。

我が子を失った友人たちは、次男の保育園同級生のお母さん仲間で、次男の同級生たちは門下生としてリトミックからピアノに移行しながらレッスンに通って来ていました。
不幸から立ち直ろうと、元気を取り戻してきた頃の門下生発表会で、私は最後にアンコールで「千の風」を歌いました。
お母さんたち、そのご家族は、泣きながら喜んでくれました。

それから、依頼されたコンサートや、何かの催しのときに、「千の風」もお願いします!という主催者の要望がかなり多くて…
すっかり演奏会のレパートリーとなっていました。その時、テノール歌手のブレイクがあり…
私は気に入らなかったのです。大切な人を亡くしてる人々の前で、彼の歌い方がとても偽善的に聴こえて仕方なかったのです。
あくまでも、これは私の個人的な感想です!!

日本中で、そのテノール歌手の「千の風」があまりにも定着したので、以来私は歌わなくなりました。

それから7年前に自分の鬱から園芸をはじめて、園芸仲間が全国各地にできて、お会いしたり連絡を取り合うようになったりして、そのつながりでクレマチス「千の風」の挿し木苗をいただきました。
3年前くらいだったかな?

クレマチス、苦手なんです。なかなか上手く育てられず、その苗も生きてはいるけどお花は全く咲かないのが続いてました。
どうすれば咲かせられるのかなぁ…と

それが、この春は蕾かたくさんつきました🎵
嬉しくて嬉しくて~🎶



咲き始めは、まだまだグリーンです。


少し白っぽくなってきました


ずいぶん白い部分が増えてきてます


今朝の「千の風」です。

このお花を見て…昔々の…当時のことを思い出しては、頭のなかに「千の風」が流れています。
このお花を作り出して名前をつけた人、どんな思いでつけたのでしょう…
このお花を咲かせることができたこと、とても嬉しくて…誰に思い出を語るわけでもなく、自己満足😊