![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fotohaken.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F06%2Fotona_test.jpg)
経済協力開発機構(OECD)が実施した国際調査であるPIAAC(大人の学力テスト)において
大人の日本の学力は世界でトップクラスの学力であることが分かりました。
この調査は24カ国・地域で、
「読解力」
「数的思考力」
「ITを活用した問題解決能力」
の3分野のスキルを調査し、知識の有無を問うものでは無く、
日常生活の様々な状況の中で情報を活用するスキルの調査となります。
調査の結果、日本は「読解力」「数的思考力」の2分野で第1位、
「ITを活用した問題解決能力」では、パソコン調査を受けなかった者を含めると
平均並みであったが、パソコン調査を受けた者の平均得点では第1位となり
大人の日本人の学力は世界でトップであるという結果でした。
![PIAAC(大人の学力テスト)の結果](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fotohaken.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F06%2FPIAAC.jpg)
この調査の目的は各国の成人スキルを把握し、
教育政策や労働政策の改善に役立てるための調査で
今回の結果から、日本の教育政策は正しい?と考える事ができます。
ただし、この調査の問題はすべて母国語で実施されており、
読解力・思考力はあくまで日本の中に限ったスキルで、
グローバル市場で必要なコミュニケーションスキルは低く
TOEFLスコアの国別ランキングでは、日本は163カ国中135位、
アジアの中では30カ国中27位と低位置となり、
グローバル人材育成に対する教育政策は、まだまだ十分ではないと思われます。
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fotohaken.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F06%2FTOEFL.jpg)
また、「ITを活用した問題解決能力」では
パソコン調査を受けた人のスキルは高かったのですが、
全体のテストをパソコンで受験が可能かを判定する事前テストでは
日本の合格率は24カ国中最低で、抽出された1万1000人の対象者のうち、
実際に回答したのは5200人、実に半数人以下の人がパソコンを使えない結果でした。
最近はスマホやタブレットなど、操作が簡単なデバイスを使える人は多いが
パソコンを使ったITスキルは低く、今後、ITスキルは専門スキルとしての
需要が高くなるものと考えられます。
今回の調査結果より、「スキルと賃金の関係」に関する分析があり、
日本を含め各国、「読解力のスキルが高い者ほど、賃金が高い傾向がある」
との分析結果が出ていますが、世界トップクラスの学力である日本の賃金は
OECDの平均賃金より低く、日本は所得に関係なく学力が高いという事が分かります。
![スキルと賃金の関係](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fotohaken.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F06%2Fskill.jpg)
このことから、
日本にはもっと学力を生かし、高収入を得られる人が潜在的にいるのではないか?
と考えられています。
国際調査では日本の学力の高さは明らかになりましたが、
今後、本当に必要とされるスキルを身につける必要があるのではないでしょうか。
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