10月1日
父は月曜日から酸素吸入を始めたものの、日に日に呼吸苦が強くなり、酸素の量も1日ごとに増やしていた。

この日は母が持病の糖尿病そして痛み止めの処方をしてくださっていた病院へ在宅医への紹介状を取りに行った。20年以上診てもらっていた医師だったので父も行けるまでは通いたいと思っていたがもう無理になってしまった。
母は受け取った紹介状を在宅医に届けに行った。その際に父の病状について話を伺ったところ、わずか10日ほど前に撮ったCTでは左肺にわずかに水が溜まっているだけだったのが、今は左肺への呼吸を取り込む音はほぼ聞こえないとのこと。そして、父の余命は週単位で1ヶ月ほどと宣告された。

思っていた以上に短く、家族一同落胆した。つい最近、父は母に春くらいまでは生きられるかなと話したようで、この話は私たち家族の胸に留めることとした。

私は週末、自分の娘を夫の実家へ帰省させる予定が入っていたため、娘を送ってから自分の実家へ帰省することを決めていた。
だが、ここ数日の父の様子を聞いていると、早く行った方が良いんじゃないかと迷っていた。