今日もまた俺様は動物達の歯骨を集めるべく狂おしい世界へと足を踏み入れた


ひとつ・・ふたつ・・みっつ・・。


殺戮を繰り返す度に軽くなる包丁、温もりを増す衣。


一瞬でも気を許そうものならば、動物達の怨念にたちまちに飲み込まれるであろう


彼がそうであったように・・・。


だが俺様はまだ歩き出したばかりである。


今ここで怨念に屈する訳にはいかぬのだ・・。


純白の衣・・これを手にするものはこの壁を乗り越えねばならないのである。


しかし連日の殺戮で俺様の精神は正常さを失いつつあった。


こう言うときはキッチリ休む・・。これもまた必要なことなのだ。


とは言え、ただ休むだけにも行かないのが修羅道である。


俺様は休暇と言う名の精神修行をするために、密林へと足をむけた。


この場所で襟巻きトカゲ一匹、豚2匹、ニワトリ一匹をワンセットとし


延々とその頭を撫でてやるのである。


非常に単調であり、かなり精神に負荷を掛けることができるのだ。


俺様はひたすら精神を集中させるべく動物達を撫で回していったその時である


わたくしもご一緒させてくださいまし・・・。


その声を聞いた時には手遅れであった、既に背中をとられ


彼女の包丁が喉元を静かに押さえ込んでいた。


っ・・・出来る。俺様の血の臭いを嗅ぎ分けてきたのであろうか


彼女からも同じ血の臭いが漂っていたのである。


俺様は単独行動が基本であるが、生憎今日は休暇である。


たまには連携も悪くなかろう・・・。


つづく


かれおつちゃんちゃん