歌う指をつくるピアノ教室
音戯の会です

ピアノを弾いているとき、先生に
「歌って~」「もっと歌って~」と言われたことはありませんか?
実際に歌を歌うわけではなく、ピアノを弾いているのに「歌う」って、どういうことでしょう。
歌詞がなくてメロディーを歌うとき、どうやって歌いますか?
「ラララー♪」とか「タカタカタン♪」とか
いわゆるオノマトペ(擬声語)を使いますよね。
これは、使う発音とその歌い方でかなりニュアンスが変わります。
たとえば
「ジャジャーン」
というと、激しく熱い感じ。
「ダダーン」
というと、スピード感があって重い感じ。
「ポポ〜〜ン」
というと、軽くて丸い感じ。
かなり印象が違いますね。
「歌う」っていうのは、簡単に言うとこういうことだと思います。
実際、演奏をするときに、心の中でそのフレーズをどう歌っているかによって出てくる音は変わってきます。
「ジャジャーン」と心の中で歌っていれば、そういう手と身体の使い方になり、結果としてそういう音が出る。
逆にいえば、「ポポ〜〜ン」と思いながら「ダダーン」という音は出せないのです。
初心者の方の演奏が、なんだか棒読みっぽいのは、手の技術が追いついていないというのもありますが、それ以上に心の中が「棒読み」だからというのも大きいです。
音符を追いかけるのに必死で、心の中でドレミを順番に読み上げているような状態だと、出てくる音も「ど・み・ふぁ・そ・み…」と聴こえるのです。
フレーズを実際に声に出して何度も歌ってみましょう。
生き生きと歌い身体と連動できれば、棒読みから進化して、ちゃんとメロディーに聴こえてくるようになりますよ。
ではでは、
本日も Let's have fun!




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