夜色アナフィラキシー -3ページ目

ジンジャー

君の化けの皮が 剥がれる日は
一体いつのことやら 近い未来


赤い滴が 手首を伝って
私の口を塞いでいく

夢を見たんだ 幼い私
若い女に殴られて 一人泣いてる
あの女は いまの私
お前なんか 私なんか 生まれてこなければ良かったと
どうにもできないことを
私は嘆いて 一人吠えてた


葉っぱに頼って 私は正常だなんて
誰も誉めてはくれない
誰も見てなどくれない


人の陰口が聞こえる
ピアノの音で掻き消して
煩わしくて 吐き気がするわ

直接言えずに 陰で言うだけしかできない
それだけなのに わかりあいたいなどと どの口が言うの?
できぬのならば 死んでしまえばいい



さよなら
さよなら
今夜は帰りは遅くなります




もう飛べないの
自分で羽根をもいでしまった
痛いふりをして
手を差しのべてくれる人を待ってるだけ


もう 黙りなさい




絞殺についての考察

今日も たくさんの人に追われる夢をみた

気がついたときには
全身汗だく
携帯をみると夕方になっていた



生きていて
人間らしいことは
私はできているんだろうか

毎日 毎日
過去に追われて
罪の意識から夢に追われて
それでも心の底から「ごめんなさい」と かつて思ったことがあっただろうか

その証拠に 私は今日も
頭の中で人を殺した






いつだって 男の人なんて
信用できなくて
ボロが見つかれば はい、さようなら だ。
なんと言われようとも構わない。
私は自分の身を守りたいのだ。


だけど
私の首をしめた
貴方の指が いまはとても愛しい





うたいたい
高い周波数で

ロッテンガールグロテスクロマンス

なんて素敵な 煩わしい
きれいに腐ったこの世界


記憶が剥がれなくて
剥がれてほしくて
何度も顔を掻き毟るの




あら、これはこれはお客様?
綺麗な女の子ね
人間くさくて、目眩がするわ




燃える写真 写るアナタ
隣にはあの子が笑う
こんな子いたかしら?(笑)

あなたは私を魔物と呼ぶの
今頃気づいたの?
相変わらず鈍感ね



はやくアソボウよ
どうして泣いているの?
見て、綺麗にもげたあの子の腕
自信作なの、喜んでくれると嬉しいな(笑)




「愛してる」なんて
そんな言葉
軽すぎて 返吐がでるわよね。




どいつもこいつも