ふふふふっ・・・悪く無いネタですね!!!
私は頭が薄いので帽子はたくさん持っているんであります。
たとえば・・・カトマンズで350円で買ったナイキやプーマの偽物キャプとか、昨年台湾の屋台で500円で買ったチャンピオンの偽物など、数えれば10個くらいはあるんですが、見事に偽物だけであります。
まっ、私の人生がインチキなので偽物がお似合いと言ってしまうのも悲しいんですが、なんであれヤングジジイには偽物が似合うのであります。
じつは、私の本業は植木屋なんですが・・・いや、冬の間は開店休業なのでプールのバイトをしているわけです。
で、植木屋になってすぐは麦わら帽子で仕事をしていたんですが、あれは野良仕事の日よけには最適ですが植木仕事には適さず帽子に鞍替えした次第であります。
最初はホームセンターやワークマンのノーブランドを冠っていたんですがチョコチョコと東南アジアに出かけるたびに本物のような偽ブランド品と出会い、現地でかぶって捨ててくるつもりがつい持ち帰って溜まったわけであります。
ついでに言うと、違法とは知りつつ他にも偽ブランドを持ち帰ってしまった事もあるわけでして、とくにカトマンズで買ってきた有名アウトドアブランド品は、はっきり言って重宝でありました。
いや、山から遠ざかりつつある今日、ほとんどは処分したんですが、ノースフェースの極厚ダウンジャケットは今も密かに隠し持っているのであります。
あれはヒマラヤのピサンピークに登頂した時、持参したダウンジャケットが薄すぎて「それで行ったら死ぬよ」と言われカトマンズの登山用品店で7000円ほどで買い求めたものであります。
中身は100%グースでして、XLの極厚なのに1リットルのペットボトル程度に圧縮でき、氷点下25度でも鼻歌を唄っていられるほどの保温力を持つものであります。
あれ・・・ベトナム製で、タグも本物と同じものが付いていてYKKのファスナーも本物と私には見えるものなのであります。
で、私の推測だと、袖口のミシン目の乱れなどを鑑み、あれはB級品が工場から漏れて出たものでは無いのか? なんてことを思うわけであります。
しかし専門家に言わせると一流ブランドはタグ一枚でも数が管理されているんで抜け荷は無い、と断言されました。
でもね、偽物でも良いのであります。
我が家地方では暑苦しくて着られないダウンジャケットですが遠い日の思い出の品としてタンスに仕舞い込み、忘れた頃に取り出してあの日に帰るのであります。