1月3日は母の誕生日。
母は俗にいう認知症です。
物忘れが始まったとき、私はなかなか現実を受け入れることができませんでした。
そんなとき、人生の先輩にこう言われました。
「物忘れがなぜ悪い。悩みの種がなくなったのに…」
へっ?
私はその一言で、頭の中が空っぽに…。
またあるとき、以前はおしゃれだった母がちぐはぐな服を着ているのを見て思わずため息をついた私に、これまた先輩の一言が…。
「新しい感性のヒントはこういう中にあるんだよ。こうであらねばならないという意識からは何も生まれないよ。」
へっ?
完全な肩透かし!
お陰で辛いという感情がどこかにぶっ飛んでいきました。
でも私は人間…。
腹は立つ
リハビリパンツを取り替えているとき、負けず嫌いの母はやりきれない思いからか、私に悪態をつく…私も「その言葉ひどいじゃん!」とやり返す。
すると廊下からカシャカシャという足音が…
そうナナオザウルス登場!
喧嘩はいけません❗とじっと私達を見つめます。
それからというものの、リハビリパンツを取り替えようとすると、必ずナナオザウルスの監視の目が光るようになりました。
もう笑うしかないです。
ナナオは我が家の七福犬!
改めて明けましておめでとうございます。
今年も宜しくね❗