小学生の頃、両親は共働きで家に帰ると祖母がいつも私たち兄弟の学校の帰りを待っていてくれた。
祖母のことは大好きだったが、いつも
“お姉ちゃんなんだから”
と言われて弟の面倒を見たり、姉だからという理由で我慢させられることが多く、子供ながらに弟のほうが愛されている。おばあちゃんはいつも弟の味方だ。と感じていた。
もともと大人しく自分の意見を主張することが得意ではない弟は、祖母にとても過保護に甘やかされて育ったと思う。
しかし、大人になってから知ったことだが弟からしてみれば
何でも自分でできるしっかりした姉。
それに比べて自分は一人では何もできない。
と子供ながらに感じていたそう。
最近よく耳にする
”自己肯定感” “自走心”
私たち兄弟はとても低いと思う。
祖母が原因ではないと思うし、祖母のことは本当に二人とも大好きで、今もあの頃たくさんの愛情で育ててくれたことに感謝している。
ただ、私が思うのは
言葉の捉え方、感じ方それは人それぞれ違って自分が思う以上に相手に影響を与えるということ。
そして大人になった今、社会に出て何気ない一言で傷ついたり、凹んだりするように子供は小さな体、心で私たち以上に色々な影響を大人から受けている。ということ。
私たち大人が人に対して思うように言いたいことが言えないように、子供だってストレスを感じて生きていると思う。