大失恋したことがある。
散々引っ掻き回されて、好きにさせられて、
相手のことしか考えられなくなって、
「私も好き」って言った瞬間に…
相手がさーっと引いていった
彼女とも別れなかった
相手は部活の同期の辻君
数年一緒にやってきた、大切な大切なチームメイト。
男として意識するより先に、仲間意識を持ったから、
恋愛対象に入ったことなんて無かった。
辻君は、いわゆるイケメンで、女子の扱いにも長けていて、モテる。彼女もいた。
場を回すのがうまくて、私も頼りにしてた。
ある大会の打ち上げで、急に二人きりになった時にキスを迫られた
「好きだ。キスしたい」んだって。
びっくりして軽く拒否したんだけど
それから、二人きりになる瞬間に
決まって迫ってくるようになった。
最初はあしらってたはずなのに、
ある時、好奇心が勝っちゃった。
宅飲みで、みんなが寝静まった部屋で一気にそういう関係へ。
最後の一線だけは破れなかったけど。
そこからはもうズルズルそれが続いた。
飲み会後、自動的に二人になったタイミングで。
最初はただの好奇心だったモノが、「好きだ。好きになって」って何回も言われて、少しずつ変わっていった。
私は、当時ちょうど大変なことが重なって
精神的に参りかけてて、
辻君に話を聞いてもらうことが多くなって、
今思えば完全に依存してた。
いつの間にか離れられなくなってた。
辻君と私の未来を思い描いたりしはじめてた。
《つづく》