今宵は、ソウル界の人気者『アル・グリーン』を取り上げます。
1970年のナンバーで、ミディアム・テンポの伸びやかな歌いっぷり
には目を見張るものがある。
アル・グリーンの若き日のハツラツとした歌声である。

アル・グリーンは、68年に『Back Up Train』のデビューアルバムを
発表してから今日に至るまで目覚ましい活躍ぶりで、その人気は
衰える事を知らない。
あの「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人の
シンガー」において第14位にランキングされるなど、輝かしい
功績の証しであろう。

「Let's Stay Together」や「How Can You Mend A Broken Heart」
などの素晴らしい曲がある中で、前者はこのブログで以前取り
上げましたけど、今回は『I'm So Tired of Being Alone』を敢えて
選曲してみました。
このタイプの楽曲は黒人ならではのものですが、他の誰にもモノ
マネできない独特の雰囲気がピュアー・ソウルならではの醍醐味
です。

私自身、久々にアル・グリーンを聴いてるんですけど、やはり
本物のソウルに出会ったと言う感じですね。

70年代の後半に来日し、中野サンプラザでのコンサートを思い
出します。
コンサートが終わった後のプレス関係のレセプション・パーティ
でのアル・グリーンとのひと時、今でも懐かしく思い出されます。