今宵は徹底的に渋く決めてみようと思う。
ブルース好きの人には憧れの『バディ・ガイ』です。
これぞブルースギタリストの真髄です。

1958年にアメリカのシカゴでデビューして以来、
シカゴで活躍しブルースの第一人者とまで呼ばれる
ようになり、今尚現役で活躍しているブルースマンです。
勿論、B.B.KINGやアルバート・キングも素晴しいん
ですが、テンションの高いギター・プレイはロック・
ファンにも幅広く受け入れられ、彼独特のギター
テクニックが人気の要因です。

2010年3月2日には『ブルース&ソウル・レコーズ監修、
これから聴くブルース「スタンダード編」』がiTunesの
ブルースチャートで1位の快挙を成し遂げている。
御歳79歳とは思えない活躍振りに、ただただ脱帽です。
今後も引き続き、活躍して欲しいブルースマンです。

このブルースと言う奴は年を取れば取るほど味が出て、
何とも言えない渋みと泥臭さが増して、実に味わい深い
音楽に仕上がってくるのが溜まりません。

B.B.KINGが都会派の洗練されたブルースとすれば、
バディ・ガイは田舎の何とも郷愁に満ちた雰囲気を感じ
させてくれるアーティストです。
元々ブルースは奴隷としてアフリカからアメリカに渡って
来た黒人が、自分達の辛い境遇を慰める意味もあって、
畑でキターを弾きながら歌い、仲間達を励ましながら
生まれたのが、このブルースなのです。
そう言う意味では、バディ・ガイはその黒人のもの悲しい
歴史を象徴してるかの様で、胸にジーンと迫ってくる。

ちなみに、女性ラッパーとして活躍している「ショウナ」は、
バディ・ガイの実の娘です。
2005年にはロックの殿堂入りを果たしている。