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レール異常、応急処置で放置 国交省がJR北海道を指導

 JR北海道が函館線や江差線の計8カ所でレールの継ぎ目の隙間に生じた異常な広がりを従来とは違った方法で応急処置し放置していたことが27日、分かった,rmtssp。「安全上問題はないが管理の方法上望ましくない」とコメントしている。国土交通省北海道運輸局は文書で事実関係を調査するよう指導した。

 JR北海道によると、レールは気温の変化などで長さが伸縮する。変形を防ぐため隙間を設けているが、広がりすぎた場合は従来、レールの場所を移動させたり、レールを交換したりして調整している。

 だが、函館線や江差線を管轄する函館保線管理室(北海道函館市)と大沼保線管理室(七飯町)では、レールにできた隙間に長さ20~35ミリの「切金」と呼ばれる短いレールを、はめ込んでいた。計8カ所でこの処置をしていた。これはレールが破断した際に用いる応急処置だった。

 両管理室ではレールの検査数値改ざんが発覚し、北海道警が鉄道事業法違反などの疑いで捜査している。