中国人研修生を不当解雇 メーカーなどに賠償命令 金沢地裁 | NEXON POINT のブログ

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中国人研修生を不当解雇 メーカーなどに賠償命令 金沢地裁

 研修中に労働者として働かされ、不当な理由で解雇されたとして、中国人の宋銘銘さん(25)=中国・大連市=が、就労先の電子機器メーカー北日本電子(石川県加賀市)と、中国人技能実習生を受け入れる協同組合五光(富山県南砺市)に計約500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、金沢地裁小松支部は10日までに、解雇を無効としメーカーと五光に計約310万円の支払いを命じた。

 判決などによると、宋さんは平成21年11月に研修生として来日し、北日本電子で就労。24年4月に元同僚と会ったことが、従業員以外との接触などを禁じた五光が設けた規則に反するとして、雇用期間満了前に帰国を命じられた,rmtssp

 小野瀬昭裁判官は判決理由で研修中の1年間も実態は労働者だったと認定。元同僚と会ったことは解雇の正当理由に当たらず、研修中の未払い賃金や宋さんの精神的苦痛に対する慰謝料などが認められるとした。

 北日本電子は「判決文の内容次第では控訴も視野に入れて考えたい」とした。