人付き合いは昔から苦手でした
でも1人は嫌だ
そんな私が出来ることといえば
他人に合わせることです。
虚しい人間です
悲しい人間です
クラスで個性的な奴が何かを言えば
それに相次ぎを打ち
クラスの友達がみんなあの子が可愛いと言えば…私もその子を可愛いと言います。
個性的の欠片もございません
その者の果ては
写真でしか映らないクラスメイトです
きっとクラスのみんなは
私の事を覚えていないでしょう
それもいいでしょう
私の人生はいつも誰かに怯えていました
父は大層厳格な方で
子供とはしゃぐ姿なんて想像できません
いつも不機嫌な顔をして
テレビを見ています。
そして気に入らないと
すぐにテレビに向かって怒鳴り散らします
私はいつもその怒鳴り声に怯えていました
いつも父の機嫌を悪くしないようにと
取り繕っていました
こんな幼少期を過ごした私は
当然自分の感情を表に出すことが苦手です
私にとって
自由にのびのびと生きる
こんな生き方は矛盾と絶望しかありません
自己主張は他者との争いの種
自分が我慢すれば平和に収まる
平和とは共存ではない
私は大学に入学した
同時に一人暮らしを始めた
私はとうとう私を抑えつけた父から離れたのだ…
…自由になれたのです…
なのにこの気持ちは何でしょう
どうして満たされないのでしょう…
私は自由なのに…
