昨日、おとといは土日ということもありご予約が結構埋まってくれました。
土曜日も日曜も3件、今日は平日でしたが午前に1件と夕方に1件。一日に施術できるのはすっごい頑張っても4件。。。。。
でも実際はゆとりもって次の方を迎える為に、そしてお客様も急がずゆっくり帰りの準備をしてもらう為には極力3件でいきたいところです。 (精神的にも体力的にも・・・笑)
自宅のサロンを7月にOPENさせ2ヶ月弱が経ちました。
最初の1ヶ月目はご来店して頂いているお客様はみなさん私の以前勤めていたサロンやヨガサロンの時からのお客様、知り合いの整体師さん、以前の同僚のエステティシャン達や自分の元々の友人でした。
そして今月はお盆や夏休み(お子さんがいる主婦の方にとっては子供の夏休み=自由な時間が減る)があるので来客数は減るだろうと見越していました。
実際はお盆時期は明らかに減りましたねー
でも、嬉しいことに少しづつではありますが新規のお客様が増えてきて頂けたということ早い方で週1ペース、だいたいは月2ペースのご来店ですが既にリピートしてご来店して下さっていて、本当に嬉しい限りです・・・・
ま、これが続かないと全く意味がないんですけどね
でも正直、今の収入ではまだやっていけません(笑)
もともと独立する前から、「独立してもそれ1本で生活をまかなうつもり」では計画していなかったので、一般的な開業をした人たちのような腰の入れ方をしていなかったのも事実です。
これ1本でいく自信もまだないですし、なにより私がこの自分のサロンをOPENさせたかったそもそもの目的が「ビジネス」の感覚ではなく、自分のやりたいことをただ形にしただけのことです。
自分自身、健康でいることのその意味を病気を通して肌で感じています。
体のフィジカルな健康はメンタルの健康さえも引き寄せます。
心が病んでいればいづれ体にも異変としてSOSが出るのと同様、体の不調やコンプレックスは短期間のものであれば適度なストレスとしてある意味必要なものでもありますが、長期間続くといづれ心の健康さえも侵してしまいます。
私は人の心をコントロールはできないですが、でも自分が積んできた経験とスキルを使い、その人の体の不調を今よりは少しでも良い方向へもっていってあげることはできるかもしれません。
私ができること、私がこの11年の中で一番学んできたこととは、
お客様との信頼関係の結び方のような気がします。
マッサージの技術や生理解剖学、膨大な体にまつわる知識ももちろん習得してきましたが、そんなのは誰でもできます。
でも私にしか出来ないことって何か?と聞かれたらきっと私がお客さまを信頼する気持ちと、何が何でもサポートしてあげたいと思う強い気持ちです。これには自信を持っているのです。
なんかこういう事書いているとすごくキレイごとな感じがして自分で言っていて歯が浮くような気分ですが(笑)
でもこれが私の「自分のサロンをOPENさせたかった理由」なのです。
人と深く関わっていけるサロンでいたいと思っています。
友達には、どうして会社勤めではダメだったの?など聞かれることもありました。
理由は簡単です。
会社(サロン)勤めだと私はそこでの「役割」を意識して言動をしなければいけないから、です。それが組織、会社の中で働くということの意味だと私は思っていマス。
自分が思うベストのことをしようと思った時、必ずしもその行動がサロンにとって良い結果を招くということにはならないということでした。
会社の中で働くということが、自分が常に100%の全力を出してれば良いという訳ではないということ。
ましてや私は今までのサロンで責任者、もしくは役職を頂いていたので尚更「自分の言動の’先’のこと」をイメージしていかないといけないっていうことをここ5~6年で本当に身をもって実感しました。
サロンには私以外のスタッフもたくさん働いていて、年齢もキャラも技術力も接客力も知識力もバラバラ。
そんな中一番私が葛藤したのは、
常に次に入るスタッフのこと、その時のお客様の満足度を考えなければいけなかったこと です。
私がいくら100の事をお客様にしてあげても、次に入るスタッフがそれをできないなら確実にお客様の満足度が下がっていくのです。それはもうあからさまにわかります。来店ペースが確実に落ちるんです。アンケートに「あれでは満足できない。代金返して欲しい」とはっきり書かれることもしょっちゅうの世界でした。
これは誰もが一度は通る挫折で私ももちろん若い時経験しました。
私は責任者として、役職者としてサロンを運営させる上で一番大切だと思っていたのはスタッフのモチベーション管理。
しいてはこれがお客様の満足度に直結するからです。
基本的に通常の施術は下のスタッフがこなし、役職者は新規の方、あとはやる気を失いつつあるお客様や通っているのに逆に太っていく方、満足度の下がった方、クレーマーと言われるお客様などに入って体の状態をみて、中間カウンセリングをし、どうしてそういう状態になってしまっているのかを説明をし、それに合った施術、今後の改善方法を伝えていく仕事でした。ようは「サロンを運営」をするにあたって重要となってくる施術がメインでした。
やる気の低かった方もお帰りになる頃には本当にやる気に満ちて頂け、その後は結果も出てくる方がほとんどです。
私は家で、こっそりお客様たちの採寸表をもとに体重の変化とサイズの変化、体脂肪の変化をグラフにつけて記録をとっていました。
するとやはり中間カウンセリングをし、その後もその方が夢に出てくる程一番に考えてあげられると不思議なことに確実にその方のグラフに変化が出るんです。
右肩上がりだったのが徐々に全てか減っていきます。
これはとても興味深かったです。
私はこの仕事の面白さをまさにここに感じています。
皮肉な事ですが、お客様のモチベーションが上がり、結果がまた出始めた理由は「施術」内容はほとんど関係しないという事実。
もちろんその今の体の状態(内臓、骨格、リンパの滞り具合、脂肪の状態)を見極めそれに合った施術を選ぶことが大前提ではありますが、
でも人が変わるときというのは、その人の気持ち自体が変わった時。どんなマッサージをしたかの施術の内容ではなく「信頼関係」や「信じる力」なんだと私は本当に実感しています。
長くなったので続きます(笑)