NHKで先日、特集があったのを夫が録画しておいてくれて観た。

観る前は「命を選別するなんて・・・・・・・・・・」と思っていたし、

クローンまで作りだすアメリカの研究者たちにため息しかでなかった。



内容は大阪にある出生前診断のできるクリニックにくる親達の思い

や状況が編集されたもので、40歳で3人目を授かった夫婦は80になった時に

子供は40歳、自分らが死んだあとこの子を誰がみてくれるのか責任がもてない

、それなら産まないと思った。

そして、手術前夜に院長にメールをした「もし、この子をおろしたとしても、

その後の日常、今までとうりに子供2人と笑いながら生きていけるのか・・

それが許されるのか・・」と。

夫婦で考え産むことにした。

子供は診断と同じ結果。


もうひと組はお母さんに障害がある夫婦。

妊娠できると思ってなかった自分に子供を授かった。

妊娠6カ月。だけど、自分は27年障害と生きてきて、家族に迷惑かけてる

ようで申し訳なくて、そしてまた孫も同じ障害があることがわかった。

これはわたしだけの問題ではなくなってしまう。

夫婦、両家の親、院長を交えて5時間の話。

そして、違う日、果たしてお腹の赤ちゃんの様子ともしおろしてしまうならの

方法を聞きに別のクリニックへ。

お母さんはその話を聞きながら倒れてしまう。


お母さんは自分と赤ちゃんと共に死んでしまいたいと考えた、と。

だけど、夫のお母さんがベットに来て「愛おしいよ」とお嫁さんに言った。

義母はわたしが言わなきゃだめだと思ったと。「産もう」って。



そして、結衣ちゃんという女の子は産まれてた。すごい可愛い女の子。


出生前診断をして・・・・この10年で診断後の堕胎は2倍になっている

経済最優先、高齢出産、食べ物のの劣悪さ、環境汚染、、、、

考えなきゃいけないことがいっぱいです。

未来は毎日の手にある。

妊娠で自分や周りとの状況を考えるチャンス

を頂いたのだと思えばこの検査もひとつなのかな・・・・・・・

考える間もなく出産して慌てて夫婦が破たんしたり、自暴自棄になる親が

片方でいるなら、考える時間て大切・・・・・?

妊娠(赤ちゃんを授かるって夫婦でどういうことかじっくり話しておく本当に

大切なことです)って人生変わります。



最先端も今の時代あるのは確か、それをどう利用するかは自分の頭で

考える。これに尽きます。






マリオ