●優しさに涙・・・
バアバが乗る車いすを押す長男の手です。
いつもは杖をついて歩くバアバですが・・・
海遊館を歩いて見学するのは難しいと思い
私の一存で車イスを借りました。
私が車イスを借りる手続きが終わって振り向くと
そこには車イスに乗ったバアバと
その車イスのグリップをしっかりと握る長男がいました。
だんな様に『daiに車イスを押すように言ったの?』と聞くと
『いや、言ってないよ。自分から押すって』
最初は、ただ車イスが珍しくて押してみたかった・・・のかなぁ
なんて思ってたんですが・・・
『代わろうか・・・』と言っても
『これで握力を付ける、剣道には握力が必要だからね』
と言って代わりません。
と言って代わりません。
自分も魚の写真を撮りたくて、私に『ちょっと持ってて』と
車イスを渡しても・・・
写真を撮ったらすぐに戻ってきて『ありがと~』と言って
グリップを握ります。
人も多くて、思い通りに前に進めなかったり
時々、下り坂になってて力が結構必要だったり・・・
途中でイヤになっちゃうかなぁ・・・と思ってましたが
結局、最後まで長男が車イスを押してくれました。
途中、どうしてもグリップを握る長男の手を画像に残したくて
暗い中、隠し撮り・・・
思いかげない長男の優しさに・・・
私の目は涙で曇っていました。
私の目は涙で曇っていました。