店頭で強制されるクジ引きが怖い | 雑談こそ人生の愉楽

店頭で強制されるクジ引きが怖い

電器屋さんやコンビニで、一定金額以上購入したときに半ば強制されるクジ引きが怖い。


もし当たったら、にぎやかしく鳴り物を用いて「おめでとうございますッッ!!」と囃し立てられる。

通行人からはイロモノのように視線を投げられ、定員の笑顔に応えないわけには居心地が悪いからへらへら笑い返し、景品を受け取り次第そそくさとその場を離れる。

照れるやら気恥ずかしいやら、どういう顔をしたらいいのか分からない。


外れたら外れたで、「はずれです」「残念でした」などと、何も悪いことはしていないのに、それどころかその店で身銭を切り買い物をしたにも関わらず、お悔やみの言葉を投げかけられる。


断るのも無粋なようで、まさに進むも地獄引くも地獄。



参加券を集めてクジ引きに挑むにいたっては修羅の道かと思えてしまう。


ビンゴ大会なども、極めて順調に一番でビンゴを抜きそうならばビンゴであろうとも口を閉ざし、複数人が同時に当選するタイミングで手を挙げる。


そもそもビンゴに穴を開けず、参加自体を辞退することも少なくない。

参加した振りをして、隣の人から、

「調子はどう?」

と尋ねられ、

「んー、まあまあかなあ」

とお茶を濁していたら、見せて見せてとせがまれて、慌てて後ろ手で適当に穴を開け見せたところ、首尾よく告げられた番号がビンゴに結びつき、

「おテスさん、ビンゴだよ!」

と叫び告知された時の、会場から集まる注目が今のところ人生最大の恐怖だった。