大切な器 | La Chouette  くらし・モノ・コト

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La Chouette (ラ・シュエット) アクセサリーや小物を制作しています。
フランス語で『フクロウ』 のこと。フクロウは幸福のシンボル★ 
他にも、『素敵☆』とか、『いいね!』という意味で使われるそうです。そんなくらし・モノ・コトを綴っています☆ 




昨日、京都に行った1番の目的は、焼き物好きな相方が初めてその世界に興味を持つきっかけをつくってくれた人の個展を観るため....[みんな:01]


陶芸家..全日根さん


名古屋で全さんの個展があるときは毎回足を運び、新作と全さんにお会いし、お話が聞けることを楽しみにしていました[みんな:02]



今回の京都の個展がいつもと違うのは、そこに全さんの姿が見られないということ。。。




去年の秋、突然の訃報を聞いたのは、毎年楽しみにしていた全さんの名古屋での個展会場でした。




名古屋での個展1週間前に突然窯場で倒れてそのまま逝ってしまったという話を、全さんの最期の新作に囲まれて知った時は....ただただ言葉にならない驚きと、すぐには受け止められない現実にしばらく茫然としてしまいました。

享年64歳でした。


急遽、名古屋では遺作展となり、遺影が飾られ...辛く悲しい個展でした。



相方に送られてきた全さん直筆の個展案内状ハガキがこんなに特別なものになるなんて...思ってもみませんでした。



在日二世の全さんは、京都で生まれ育ち、大阪の美術研究所で絵を学んでいたそうです。その後、陶芸家として奈良県に住み、制作をされていました。



元々、絵描きだった全さんの焼き物は、器以外に、絵画の世界から抜け出してきたかのような、人形の作品が数多くあります。



今にも動き出しそうな人形たち...その生き生きとした姿には魂を感じます。


楽器を演奏したり、歌う人形たちからは奏でる音楽が聴こえてきそうです。



お面を被り踊る人形....馬にまたがった人形....全さんの遠い祖国、朝鮮を想う姿が反映されているように感じます。

朝鮮半島の文化や伝統、美術の世界が全さんの作品からはいつも伝わってきます。




話が反れましたが....

今から約25年程前に、全さん一家は奈良県から相方の実家がある三重県の田舎に引っ越して来て、窯を構え、家を建て、陶芸制作の拠点にしたのです。
(立派なアトリエも窯もお家までも全さんが1人で建ててしまったそうです目


それ以来、全さんの窯に通い、陶芸の世界にどんどん惹かれていった相方。

絵描きという共通点もあり、とても親しくさせていただいていました。




名古屋での遺作展の後、東京でも遺作展が開催され、そして、今回の京都。

全さんかが旅立ってから、観に来た3回目の個展です。
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遺された作品に触れ、そのひとつひとつがとても丁寧な作品なので、作品に向かう全さんの真摯な姿やその人柄を感じることができました。



もう、お話を聞けることもできませんが....器を眺めていると、なんだか全さんの優しさが伝わります。



大切な器、ずっと....大事に使っていきたいです。



全さんのとても雰囲気のある姿と優しい笑顔を毎日使う器でこれからも思い出すことでしょう...[みんな:03]


全日根さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。



また、これから私と相方が普段使っている全さんの器も紹介していきたいです。。[みんな:04]



長い文章を読んでくださってありがとうございました。












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