穏やかな日和となったお正月三が日は沢山の方がお参りに足を運んで下さいました。
有り難い事です。

3姉妹でお参りにいらした檀家さん。
お母様がとても熱心な信者さんで幼い頃からお寺に連れてこられていたのだとか。冬場は本堂が寒くて寒くて毎回嫌々来ていらっしゃったようです。
それから約50年。
三人ともまさかこんなに長く通う事になるとは、と言われていましたが、ずーっとずっと妙功寺を見てきて下さっています。
法要後におときを召し上がる檀家さんが多いと嬉しいし、人が少ないと、おときを作って下さった方が寂しい思いをされるのでは、と自分たちも残念な気持ちになると。
良いときも悪い時も見てきたから、と言われ思わず目頭を拭う仕草をされました。

その涙の意味は聞けませんでした。
どう受けとるか‥。

こんな時は自分の心根の解釈になりますね。
私が嫁いでから8年、その間に主人が父から住職を継承し、一昨年は三回目の荒行に行かせて頂きました。寺族の私から見ても主人はいつもとても真摯に祈っております。ただ住職としての様々なプレッシャーもあるでしょうし、私と違って熟慮する方なので、身動きが取れなくなることも時にはあるかと思うのです。

私も母から婦人部を受け継ぎ、おとき作りを任されましたが、う~ん、どこまでやれているのか‥。

どんなお寺でありたいか、どんなお寺にしていきたいのか、ここでもう一度住職と共に、そして総代や皆さんと共に本気で考えていきたいな、と今回の檀家さんとの時間で思いました。
良い事は継続し、そして勇気をもって変化もしていけたらきっと明るい未来に、明るいお寺になっていけるはずだと信じています。