老人ホームで投扇興 | 三休の坊さんブログ

老人ホームで投扇興

24年2月10日 今日は千葉市にある、グットタイムリビング  老人ホームにやってきました。

午前中は、海岸通 午後は、駅前通の二箇所で行いました。


みなさん、投扇興を見たことはあるけれど、やっとことがない方ばかりです。

中には、「お座敷遊びでしょうから、・・・・」との話がありましたが、

投扇興は、お座敷遊びが始まりではありません。もっとも後の時代になって大分遊ばれ

(今でも遊ばれている)たようですが・・・


とても優雅で、高貴な日本の伝統遊戯です。


NPO法人 日本投扇興保存振興会理事長
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平均年齢84才と聞いておりましたが、みなさんとっても元気でイキイキされています。

大きな笑い声とともに的に当たると、拍手喝采です。

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最初は見本で、正式な距離で本式で行いました。

百人一首を読み上げると、ご存知の方々は一緒に詠んでくださいます。


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しかし、車椅子などおみ足の悪い方々が多いので、椅子席での投扇興です。

みなさん、真剣です。

午後からは、駅前通での指導です


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ミス投扇興の方々が着物姿で指導してくださいます。

私は、もちろん僧侶姿です。最初は、びっくりされました。

なんでツルツルん坊主が来たのか・・・・

昔、僧侶の姿で病院へお見舞いに行けば「縁起でもない。まだ早い」といわれたことがありました。

しかし、僧侶は葬儀だけの仕事ではありません。

生活に中にあってこそ仏教です。

今でこそ、僧侶は遠い存在となりましたが、昔は僧侶とともに歩む生活があったのです。

今回も、私が僧侶姿なので、昔の和尚さんの話やお寺での思い出をお話くださいました。


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皆さん最初は緊張されていましたが、2回3回と重ねるうちに

だんだんコツがわかってこられたのか、拍手と声援の中で日本伝統遊戯体験でした。

私たちも楽しいひと時でした。またお出会いするときを楽しみに・・・合掌