すっかり夏になりました。子供会担当の坊守です。 昔は季節の移ろいそのものがもっとゆっくりだったような気がするのですが 近年「あの日から夏になったな」とハッキリとわかるようになった気がします。 毎日が猛暑で着物という『長袖重ね着』が制服のお寺にとってはなかなか厳しい 季節の始まりです。 4月5月と大阪に緊急事態宣言が発出していた為にお休みしていた子供会ですが 先月から再開となり今月も第三日曜日の18日となりました。 そして今月は嬉しい出来事がありました。一年生が入会してきてくれたのです。 早速一緒にお勤めです。
ちょこんと正座してくれた小さな小さなその背中。 これから阿弥陀様に見護られながらその背中が少しずつ大きくなると共に お寺での楽しい想い出を一緒に作っていきたいと思っています。 よろしくね! さて、今月のワークシートは善福寺子供会の学習の三本柱で ある「命・宗教・真宗」の中の「いのち」について。
皆に食べたことのある生き物の番号を書きだしてもらいました。 書き終えて皆に聞いていきます。 「答えが一つだった人は?二つだった人は?三つの人は?」 当たり前ですが学年が上がるにつれてその数は増えていきました。 さて最高の数字をたたき出したのは??? 子供たちは平均すると7種類前後というところ予想通り住職と副住職が 同じ16種類という結果になりました。 このように私達は動物や植物を食べずに生きていくことができません。 生きるということは、他の命を奪うということです。 これは今までも何回も子供達に伝えてきたことですが無数の命を奪って 生かされている私達は自分の命を軽んずるわけにはいかないのです。 毎日毎日を大切に生きていくことが私達が奪った命の願いに応えることに なるのだと伝えています。 さぁ次はお楽しみの時間。きょうの遊びは前回約束した通り、 チームになって物を隠して探す「かくしんぼ」←勝手に命名しました(笑) 今回隠すものはボールです
隠すところを増やすため座布団をバラまいてチームに分かれて探し当てます。 子供達はこの「かくしんぼ」や自分が隠れる「かくれんぼ」が大好きです。 その才能たるやまさに天才的。大人では考えつかない隠し場所を発見します。
次のゲームはこれも子供たちの希望を聞いての「鬼ごっこ」。 マスクをしているので長く走ったら縁側に出て深呼吸という コロナ禍ならではのルールの元、走り回りました。
最後は呼吸を整える意味でビンゴゲームを。 最後に今回とてもとても嬉しかった事は新しいお友達が来てくれた事は もちろんですが今までのメンバーがとてもやさしく新メンバーを迎え入れてくれた事。 それまでは自分のやりたいことを主張する事が多かったのに 「一年生がいてるから・・・」と自分を抑える事を学んでいた事。 私が「今日入ってくる一年生を見てあげてね」と頼んだメンバーは 最後までずっと一年生を気にかけてくれていたこと。 子供ってやっぱり素晴らしい。日々成長して学んで大きくなっていくんですよね。 この子はこんな子と決めつけられない柔軟な可能性に富んだ存在。 こんなに近くでそれを見せてもらえてつくづく幸せ者だなぁと喜んでいます。 みんなありがとう!これからも善福寺子供会をよろしくね。 合掌