日中は汗ばむ日もありますが、朝夕ぐっと涼しくなってきた
大阪です。
皆さま、おかわりございませんか？
子供会担当の坊守です。
さて、今月の子供会も感染予報対策をとって第三日曜日の20
日に開催致しました。4連休ということで何人のお友達と会え
るか心配したのですがほぼいつも通り6人の子ども達が集まっ
てくれました。
お勤めの後、先月は夏休みの特別会ということで学習の時間
を取っていませんでしたので今月はいつも通りワークシート
を使っての学習です。
今月のテーマは「いのち」。
ちょうど当日にギネス世界記録で世界最高齢に認定されてい
る日本の女性が国内の歴代最高齢の記録に並んだと報道され
ていました。
そこで子供たちに配ったのはこの用紙。
紙の都合で97歳までしか書いていないけれどそれ以上生きた
いと思う人は空欄にその年齢を書いてね。と言いました。
次はこちらが言うように書き込みをお願いしました。
0才のところに 「生まれた」
6才のところに 「小学校入学」
13才のところに 「中学校入学」
16才のところに 「高校入学」
そして現在の年齢のところに「今」と書き込んでもらいま
した。
さて、そこからの人生設計です。
将来結婚したいと思っている人はそのしたいと思っている
年齢のところに「結婚」を。
子供が欲しいと思っている人は自分が何歳の時？
そしてその子供は一人？二人？
子供に子供ができたらみんなはおばあちゃんになるんだけ
どそれは何歳？
それから・・・・必ずやってくる悲しい出来事。
自分の親が亡くなるのは何歳？
さすがにそこはお父さんは？お母さんは？と限定的な質問に
せず「両親」とひとくくりにしました。
そして必ずやって来る「自分の死」です。
みんな自分の紙を手で隠しながら書いています。そりぁ嫌
ですよね。そんなプライベートな事を当たり前のように他
人に見られるなんて。
そんな気持ちもわかりましたので子供たちが書いた紙は集
めることもこちらが見ることもなくそのまま持って帰って
もらいました。
そのかわりと言っては何ですが
当日手伝いに来てくれていた娘が書いたものが残っていま
した。
それによると私はまだあと17年は生きる事ができる様です（笑）
とても酷な書き込みであったと思います。大好きな親もいずれ
自分の人生の中で亡くなっていくというのですから。
しかし、仏教は生と死は表裏一体であって生と死は切り離せない
ものだと教えてくれています。
それを「生死一如（しょうじいちにょ）」と言います。
生と死は「一つの如し」ということですね。
子供たちが今の「生」が永遠に続くものではないと気づいて
くれたら嬉しいです。
その限りあるいのちをいかに生きるかという事をこのお寺との
ご縁で深めていってもらいたいものです。
さて、後半は自分でおもちゃを作って遊んでみました。
トイレットペーパーの芯と紙皿と輪ゴムで作ります。
簡単なわりにボールがよく飛ぶ工作です。
みんな楽しそうに飛ばしていました。
残った時間は新聞紙じゃんけんを。
最後の5分で円座になってしりとりです。
最後の最後、時間ぎりぎりまで遊びました。
この何カ月かずっと座っての工作が続いていたので少しは
楽しんでくれたかな？
実は子供たちが楽しそうに笑っている姿を見て私が癒され
ました。
来月も又笑顔で過ごせるように頑張りたいと思います。
今月もありがとうございました。
合掌
