こんばんは。
4月から子供会を始めさせていただいた坊守です。
6月18日は第三回目の善福寺の子供会の日となりました。
前回は3名のお休みがあったのですが今回は全員出席、プラス新しいお友達の入会という嬉しい会となりました。これで会員は8名となりました。全員が「お寺は楽しいところ!」と思ってもらえるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
そういえば私がお参りしていた頃、月参りに行くと必ず一緒にお経をあげて下さるお婆ちゃんがおいでになりました。話を聞くとお経は昔の「寺子屋」で習ったとの事。「みんなでお経を習ったり遊んだり楽しかったことは今でも忘れません」と懐かしそうにおっしゃっていたのが印象的でした。善福寺の子供会も、そうやって長い人生において慈しんでもらえる思い出の一コマになれたらな・・・と思います。
さて、今回の子供会は前回お休みが多かったのでもう一度同じメニューとしました。ただ、後半は「オリジナルうちわ」作りです。
本堂を探検したり
内陣にも入ってお勉教
大金を叩いたり
礼盤に登ってみたり
あとは仏教讃歌「恩徳讃」とらいはいのうた「十二礼」をお勤めしました。
十二礼は最初だけ住職から指導を受け、あとはぶっつけ本番だったのですが見事に全員が揃って最後までキッチリお勤めしました。子供の潜在能力の素晴らしさに脱帽です。
間におやつタイムを挟んで
紙芝居はみんな本当に好きですね。子供会を始めて、私的にはこれは大きな収穫でした。テレビやゲームで慣れてしまった今の子供に通用するのかな?と恐る恐る始めたのですがみんないつもとても熱心に観てくれています。今回のお話は「てんぐのかくれみの」というお話でした。この「みの」がなかなか伝わらないだろうとパソコンで「みの」の写真を印刷して事前の説明して話をすすめました。
さて、いよいよ「オリジナルうちわ」作り
何が「オリジナル」かと言うと各個人の名前を英語と日本語でシールになっている印刷用紙に印刷してお渡ししました。それを無地のうちわに貼っていくのです。他には夏らしい絵やお坊さんの絵も印刷してあります。貼るだけ?と侮るなかれ、それはそれは皆、レイアウトを考え悩みに悩んで自分だけのうちわを完成させてくれました。
最後に、中学時代いじめに遭い非行に走るが猛勉強の末に司法試験に一発合格、元大阪市助役で弁護士の大平光代さんがある書物の中でこんなことを書かれていたので紹介しておきます。大平さんは浄土真宗の中央仏教学院通信教育部を卒業されています。
【私はかつて、弁護士として少年事件を担当していて感じることがありました。宗教的なものがあるかないかがとても大事で、いったんは道を外れても、小さなときに素地ができている子っていうのは、やっぱりすぐ立ち直っていくんです。ところが、手を合わせたことがないような子はいつまでたっても戻る方法を知らない。元の根っこがないから、誘惑されればあっちに行きこっちに行き、根無し草の様にふらふらしちゃって。それで社会人になったら刑務所に行くことにもなってしまう。私が彼らと会うのは十代になってからですから、すでにもう十数年、人格形成されています。その時点から教えようと思っても限界があると思い知らされました。もっと幼い頃に、目に見えないものを感じる力をつけなければならないということを、ひしひしと感じました。私がきちんと仏教を学ぼうと思ったのも、そんな理由があるのです。】
何も言っていないのに男の子が次回の日時を書いてくれました(^^)
来月の子供会は7月16日(日)の午後2時からです。お友達も誘って、是非参加してくださいね。
無料です(^^)v
今回もありがとうございました。合掌。