2022年3月16日の23:34・36分、福島県沖(福島・宮城県境沖)で

震源深度57km、M7.4の地震が発生。

 

ほぼ1年前の2021年2月13日にも、やはり深夜23:07に

ほぼ同じ震央位置の、深度もほぼ同じ55kmを震源とするM7.3の地震が

発生しています。

 

毎年毎年M7級が発生して深度6強の揺れが襲う東北太平洋岸。

過酷な限りです。

 

東日本大震災の本震のように浅いプレート境界地震ではなく、

今回は太平洋プレート内部の地震で、

震源の深さも倍程度深いものでしたので、

幸い津波は軽度で済みました。

(進歩が陸地に近い分、激震の範囲は広かったですが)

 

アーカイブとして、気象庁の潮位記録を残しておきます。

 

あくまで検潮記録上での津波高の見積もりなので、

気象庁の正式な解析とは異なります。

 

一番大きい変動は宮城県石巻。

30cm超の変動が記録されています。

 

 

次いで変動が大きかったのは福島県の相馬。

引波で20cm程度といったところ。

 

 

同じ石巻でも、牡鹿半島先端近くの鮎川では10cm弱の変動しか

見分けられません。

 

 

石巻や相馬では、最大の変動は0~3時頃に起きていますが、

その後も17日中いっぱい、変動が大きい状態が続いていることが

みてとれます。

 

夕刻になってようやく落ち着いた感じに見えます。

 

これが海面変動のせいなのか、地盤の変動や検潮所の破損等の

影響なのかは不明です。