2022年1月15日のトンガ王国の火山島「フンガトンガ-フンガハアパイ」島付近での

大噴火(火山大爆発といってもいいかも)。

謎の遠地津波は記憶に新しいところですが、

この噴火前には一ヶ月で数回と散発的でしかなかったM4~5級の地震が、

噴火後激増。連日2~8回も発生しています。

 

米国地質調査所(USGS)

 

 

のデータ(当方にて加工)によると、

1/14~15の噴火後一週間のフンガトンガ島の周囲、

差し渡し60kmに及ぶ領域での地震は下図のとおり。

大半は深さ10kmでM4.5~5程度の地震です。

 

火山のマグマだまりに関係する地震としては、広範囲すぎるような。

 

 

ここ数日は2~4回/日 にペースダウンしてきていたのですが、

今日1/27に、北西に60~70km離れた場所で、更に浅く4km程度の深さで、

M6.2のひときわ大きめの地震が発生しました。

 

1/21~27の震央分布はこんな感じ。

(同じくUSGSの図に加工)

 

このM6.2の地震はモーメント解析がなされていますが、(図に貼り付けています)

横ずれ断層なのかなぁ。

圧縮軸が、フンガトンガ方面に連なる北北西-南南東軸に見えなくもないような。

 

浅い地震ですが、横ずれ成分がメインだったことや規模がM7に達しなかったことで

被害津波の発生は免れたようです。

 

変色海域の拡大もそうですが、一連の噴火活動や地殻変動が

この大噴火をフィナーレとして収まったのか、まだくすぶっているのか、

心配なところではあります。

 

 

 

お天気koalaのマイブーム

トンガ