2022年8月13日未明、秋田県北部を中心に降った
1時間降水量90ミリに及ぶ集中豪雨(鹿角市観測史上2位)で、
小規模河川が氾濫し花輪線の路盤が流される被害がありました。
8日から断続的に降り続いていた雨の中、花輪線は運転と運休を繰り返し、
前日12日の夕方の936D(大館発16:20鹿角花輪行き)までは
徐行運転しながらなんとか運行をしていましたが、それ以降は運休となり、
深夜の豪雨で大きな被害を受けたようです。
土深井-沢尻 2022年8月14日撮影
ここは、小さな川が流れていますが、上流から流された
樹木が鉄橋に引っかかってました。
上記3点とも 末広-土深井 2022年8月14日撮影
この区間だけで何カ所も路盤が流されていました。
道路から見えるところだけでも、このような状況でしたが
他の区間でも被災している箇所もあるかもしれません。
ちなみに、9年前の2013年8月9日にも大きな被害を受けた花輪線
このときは、鹿角市で1時間降水量観測史上1位の108.5mmを記録し
今回と同じ場所やそれ以外の場所でも大きな被害を受けています。
ざっと見た感じでは、前回の豪雨ほどの被害は受けていないようですが、
それでも復旧まではしばらく時間がかかりそうです。
以下、2013年8月9日の被害写真
2013年8月9日豪雨の被害 末広-土深井 2013年8月11日撮影
2013年8月9日豪雨の被害 十和田南-末広 2013年8月11日撮影
前回は復旧まで約1ヶ月の時間を要しました。
2013年9月4日復旧 末広-土深井
前回の被災時は、高校の2学期が始まるタイミング(8月19日)で
代行バスが朝夕を中心に運転されたので、今回もそのような措置に
なるのではないかと思います。
東北各地のローカル鉄道が被災して、経営状況も厳しい中ではありますが
花輪線を含めて、各路線の一刻も早い復旧を切に望んでいます。